設計単価って?工事前に必ず知っておきたい塗装の基礎知識!!

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皆さんは、塗装工事にも塗料の材料代と手間代を合わせたメーカー希望小売価格のようなものがあるのをご存知でしょうか。 設計単価と呼ばれているもので、塗料メーカーが設定して公表している価格のことです。

塗装業者の見積金額が適正価格なのかどうかを調べる方法には、一般的な価格相場と比較する方法と、設計単価をもとに調べる方法があります。

設計単価を知っていると屋根や外壁の塗装工事の大まかな単価がわかり、必要以上に高い価格で塗装工事の契約をしてしまう心配がなくなります。
今回は、知っていると必ず役に立つ「設計単価」に関するお話です。

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設計単価って何?

設計単価とは、3回塗りの塗装を行う際の「塗料の材料代」に「職人の人件費」を加えた1㎡あたりの材工共の単価のことをいい、塗料メーカーが公表しているものです。

また、設計単価は原則として新築下地で、施工面積300㎡以上の場合を基準としており、戸建て住宅等小規模の場合(施工面積100㎡以上300㎡未満)はこれよりも若干割高になります。
尚、日本ペイント以外は、施工面積が300㎡以下の設計単価は公表していないので、その場合にはあくまでも参考価格として見る必要があります。
また、足場代、下地調整代、養生代、諸経費等は含まれていません。

設計単価は、簡単にいえば「これくらいの予算をみておけば間違いはないですよ」という金額なので、塗装業者に見積依頼をすると、メーカー設計単価よりも2割程度安い金額が見積もり単価になることが多い様です。
したがって設計単価は、建材、住宅設備機器メーカーなどの定価(上代)に近いイメージの材工価格です。

一方、見積もり単価はそれぞれの塗装業者が提供しているものなので、店頭価格に相当します。
見積単価は、設計単価をベースにして各塗装業者が自由に決定します。
そして塗装業者がエンドユーザーに提示する価格は、メーカーの設計単価から2割程度割り引いた価格が良心的な価格と考えられています。

しかし、メーカー設計単価の2倍以上の金額を提示する悪質な業者もいるので、注意が必要です。

塗料メーカーの設計単価を調べるにはどうすればいいの?

塗装業者から提出された見積金額の根拠を知るには、一般的な価格相場から調べる方法と、メーカーの設計単価から調べる方法があります。 では、塗料メーカーの設計単価はどの様にして調べたらよいのでしょうか。

日本ペイント、エスケー化研、関西ペイントなどの大手塗料メーカーの設計単価は、各社のWEBサイトに設計価格表(積算価格表)が掲載されているので、そちらで確認することができます。
塗料の名称、製品名、仕様、仕上げの種類、工程数、施工方法とその材工価格が一覧表になっているので、誰でもいつでも見ることが可能です。

ただし、使用する塗料のメーカー名と製品名がわからなければ調べられないので、見積書には塗料のメーカー名と製品名(上塗り材と下塗り材共)を必ず記載する様に塗装業者に伝えておくと良いでしょう。

塗料メーカーの設計単価で外壁塗装の金額を出してみる

それでは実際に設計単価を使って外壁塗装の金額を計算してみましょう。

日本ペイントの水性シリコン樹脂塗料(水性シリコンセラUV、下塗り材は水性パーフェクトシーラー)を使用して、高意匠サイディングボードの外壁150㎡を塗り替える場合の事例です。

日本ペイントのWEBサイトから設計価格表(2018-2020)を見ます。
日本ペイントの場合、価格表の後ろの方に戸建て住宅等の材工価格表が出ているので、そこを見ます。
46ページに水性シリコン系塗料の欄があり、その中から水性シリコンセラUVを探します。
下塗り材が水性パーフェクトシーラーの欄を見ていくと、戸建て住宅等の材工単価は3,310円/㎡になっています。

したがって 150㎡×3,310円/㎡=496,500円 が設計単価から計算した金額になります。
塗装業者の見積金額が、これから2割程度を差し引いた40万円前後になっていれば、ほぼ市場価格相場といえます。

塗料の中には、設計単価が公表されていないものがあるってホント?

大手メーカー3社の外壁や屋根の塗料は、設計単価が公表されていますが、塗料の中には非公表のものが少なくありません。

たとえば大手塗料メーカーの塗料の中身を少しだけ変えて、違う製品名で販売しているOEM塗料と呼ばれるものや、訪問販売業者が使っているオリジナル塗料といわれるものです。
オリジナル塗料は、訪販業者などが自社ブランドとして塗料の製造を塗料メーカーに依頼しているものがほとんどです。
しかし実際には全くのオリジナルではなく、OEM塗料のケースが多い様なので、このような塗料に他の塗料にはない特別優れた性能があるわけではありません。

さらにこれらの塗料は設計単価が公表されていないため、一般の方には価格の見当がつきません。
また一部の業者しか入手できないため、他社との見積もり比較もできません。
それを逆手にとって高価な価格設定を行い、法外な金額の見積書を提出する業者がいるので要注意です。

こうした被害にあわないためには、できるだけこの種の塗料を避ける様にするのがベストです。
どんな塗装業者でも入手可能な、大手塗料メーカーの塗料で相見積もりをとることをお奨めします。

尚、設計価格の高いものほど一般的には高性能な塗料になります。
相見積もりを取って比較する際には、例えば同じシリコン樹脂系塗料であっても、全く同じ塗料でないと正しい比較にはならないので注意が必要です。

塗装業者の立場から見た設計単価

塗装業者が塗装単価を決める際には、ある程度設計単価をベースにしていると思いますが、設計単価ははじめにご説明した様に、原則として新築下地を想定しているので、どんな場合にも設計単価を下回るわけではありません。

塗り替えの場合には、外壁の劣化状況や下地の傷み具合によっては、下塗りに通常の倍以上の手間がかかってしまうこともあります。

設計単価よりも2割安くないからといって、すぐに適正価格ではないと判断するのは間違いです。
設計単価や一般的な価格相場はあくまでも目安なので、一部例外もあると思った方が良いでしょう。

相見積もりを依頼したうちの複数の業者の見積価格が割高になっていたら、何らかの原因があるのかもしれません。
業者からきちんとした説明を受けるようにしてください。

価格が割高になる理由をわかりやすく説明してくれる業者であれば、信用できると思います。

まとめ

「設計単価」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 設計単価を調べれば、塗装業者の見積金額が妥当なものなのかどうかを見極めることができます。

しかし業者を選ぶ上では、しっかりとした施工が可能な業者かどうかを同時に見極めなければいけません。
屋根・外壁塗装の品質には、業者の選定が大きな影響を与えるので、価格以外でも多方面から良く吟味して、後悔しない業者選びをして欲しいと思います。

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