屋根の修理費用はいくら?見積もり取得で知っておきたい3つのこと

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屋根は、風雨、雪、気温の変化、さらには地震、台風などの自然災害の影響を直接受けるため、日々過酷な条件にさらされています。 また近年には記録的な風水害が多発しており、被害も甚大です。

屋根に不具合があると建物全体の耐久性にも影響するため、定期点検やメンテナンスが欠かせません。
さらには災害に備えて、屋根の補強や軽量化などの改修工事が今まで以上に必要とされています。

一方、屋根の修理や改修工事を行う場合、その目安になる価格を知っておくと安心ですよね。
なかなか屋根工事の価格を知る機会はないと思いますが、その相場はインターネットの情報などを集めることで、おおむね把握することができます。
しかし中には間違った情報が含まれていたり、地方によっては相場や廃材処理費用が大きく違っていたりすることもあります。

そこで今回は、屋根の修理費用の目安となる価格について、できるだけ詳しくご説明したいと思います。
是非屋根の修理、改修工事の見積書を検討する際の参考にしてください。

「まずは屋根塗装の相場の基礎知識についてを知りたい」という方は下記記事がオススメです。
屋根塗装の相場はいくら?適正相場とメンテンナンスすべき時期を解説!


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屋根修理にはどんな方法があるの?

屋根修理の相場は、屋根を適正価格で修理するために欠かせない情報ですが、屋根材の種類や修理の方法によって様々です。
はじめに屋根材の種類ごとに、どんな修理方法があるのかを知っておきましょう。

➀瓦屋根の場合
・瓦の「葺き替え」と「葺き直し」
「葺き替え」とは瓦を新しい瓦に交換する工事です。
瓦以外の屋根材で葺き替えることも可能です。
既存の屋根に特に不具合がない場合でも、建物の耐震性向上のため、屋根の軽量化を目的として葺き替えを行うこともあります。

「葺き直し」とは既存の瓦を再利用して屋根の葺き替えを行う工事です。
なぜそんなことを行うのかというと、瓦の寿命、耐用年数が50年以上あるのに対して、その下にある防水材・ルーフィングや野地板の寿命が50年よりも短いためです。
劣化したルーフィングや野地板を交換・修理するためには、瓦を一時撤去する必要があります。
ルーフィングや野地板の交換や補強が終わったら、撤去した瓦を再利用して葺き直します。

・棟の取り直し
屋根の頂上部分の棟は、暴風・強雨などの影響をとても受けやすい部分です。
また地震・台風などにより、ずれてしまうことがあります。

棟の取り直しとは、既存の棟部分の瓦を一度撤去し、再度積み直すことです。
積み直しを行う際には最新のガイドラインにもとづき、地震の際に大きな被害を受けることがない様、専用の金具や銅線を用いてしっかりと緊結します。

棟は一番上にある半丸の冠瓦と、その下にあるのし瓦で構成されていますが、のし瓦の段数が増えるほど取り直し費用は高くなります。

・漆喰の塗り替え
屋根の漆喰は、経年劣化で次第にボロボロと剥がれてしまうので、定期的に塗り替えが必要になります。
漆喰の塗り替えが必要になるのは、棟の面戸部分(棟と平瓦の間の三日月状の箇所)、土居のし(壁と屋根の間の部分)、軒先面戸(軒先の瓦の直下)などです。

以前は白い漆喰が使われていましたが、近年はより長持ちする屋根専用セメントなどで施工されることが多くなりました。

・破損瓦の差し替え
 割れた瓦は同じ形状の瓦が調達できれば、1枚から差し替えることができます。
 ただし、自分で無理に差し替えようとすると割れてしまうので、瓦職人に依頼することをお奨めします。

・瓦ずれ補修
 昔の施工方法で施工された瓦は、釘で留めていないことが多く、瓦が動いてずれてしまうことがあります。
 瓦がずれて瓦同士の間に隙間ができると雨漏りの原因になるため、修理が必要になります。

・谷板金の交換
 屋根の谷とは、2つの屋根面が交わるところにでき、雨水が集まる場所のことをいいます。
 屋根には形状によって谷ができ、谷の部分には瓦屋根の場合でも金属が使用されています。
 瓦はほとんど経年劣化しませんが、谷は金属製のため経年劣化して穴があき、雨漏りの原因になることがあります。
 谷部分に不具合が生じたら、谷の周辺の瓦を一時撤去して、谷板金を交換します。

➁化粧スレート屋根の場合

化粧スレートとは、セメントと繊維質材料を混ぜて厚さ5mmほどの板状に成型
したもので、現在最も普及している屋根材です。
カラーベスト、コロニアルなどとも呼ばれていますが、これは商品名です。
・葺き替え
 化粧スレートは粘土瓦の様に一度撤去したものを再利用することはできないので、葺き直しはできません。
 化粧スレート屋根の葺き替えには、既存の化粧スレートを撤去して新しい屋根材に葺き替える方法と、既存の化粧スレートの上に新しい屋根材を被せるカバー工法(重ね葺き)があります。
 ただしカバー工法では、化粧スレート屋根から化粧スレート屋根にすることはできません。

・塗装
 古い化粧スレートの塗膜を高圧洗浄などで取り除き、傷んだ箇所を補修後に再塗装する方法です。
 一般的には、10年前後で再塗装が必要になります。
 再塗装により塗膜の防水機能を回復させ、経年劣化のスピードを遅らせます。

・棟板金の修理
 化粧スレート屋根の場合でも、頂上部にある棟は劣化しやすい場所です。
 化粧スレート屋根の棟は、金属製の棟包みで覆われています。
 経年劣化のため芯になる木材が腐食し、棟包みを固定している釘が浮いてしまったり、棟包みが外れてしまったりしているケースが多く見られます。
棟板金は、定期的な取り換えや補修が不可欠です。

・化粧スレートの部分差し替え
 化粧スレート屋根がずれたり外れたりしている場合には、部分的に差し替えることができます。
 
・化粧スレートの割れ補修
 化粧スレートは薄いので割れやすく、飛来物がぶつかって割れたり、屋根上を歩行して割れや欠けが生じたりすることがあります。
 屋根材メーカーのマニュアルには、部分補修の方法が記載されています。
 基本的には、接着剤やシーリング材の注入や充填で補修を行います。

➂金属屋根の場合
・葺き替え
 金属屋根の葺き替えにも、化粧スレート屋根と同様に、既存の屋根材をすべて撤去して新しい屋根材を葺く方法と、既存の屋根をそのままに新しい屋根材を重ねて設置するカバー工法があります。
 下地がしっかりしていれば、カバー工法で対応することが可能です。

・塗装
 金属屋根のメンテナンス・修理の中では最も一般的な方法です。
 屋根材の表面のみが傷んでいる状態であれば、塗り替えで本来の機能を取り戻すことができます。
 ただしサビや腐食が進行し、屋根材のダメージが大きい場合は、塗装しても効果は長続きしません。

・棟板金の修理
 金属屋根の棟の作りは、化粧スレート屋根とほぼ同じです。
 劣化が進行すると、芯になっている木材が腐食して釘が効かなくなり、棟包みが外れたり浮き上がったりしてしまいます。
 金属屋根の場合と同様に、定期的な取り換えや補修が必要です。

・金属屋根の部分交換修理
 部分的なサビやはがれが生じている場合には、その部分だけ塗装や交換することが可能です。

➃その他の屋根修理
・雨樋修理
 すべての屋根に共通する修理として雨樋の修理があります。
 雨樋は雨水の処理という大切な役割を果たしているにもかかわらず、つい見落とされがちです。
 屋根同様定期的なメンテナンスが不可欠です。
 全面的に交換するだけでなく、部分的な交換も可能です。

屋根の部分修理費用の相場と具体的な見積もり例

前の章では様々な屋根の修理方法を見てきました。
それでは、屋根の修理費用相場はどれくらいなのでしょうか。

屋根の葺き替え費用や屋根塗装費用については、別のいくつかの記事で詳しくご説明しているので、ここでは屋根を部分的に修理する場合の費用についてご説明したいと思います。

➀瓦屋根の場合
・棟の取り直し
 のし瓦3段程度の場合    10,000円~15,000円/m
 のし瓦が1段増すごとに   2,000円/m追加

・漆喰の塗り替え
 棟面戸漆喰(片面)       4,000円~5,000円/m
 土居のし、軒先面戸漆喰    2,000円/m
                
・破損瓦の差し替え
 1~5枚程度まで        15,000円~20,000円
 
・瓦ずれ補修(部分葺き替え) 
     15㎡以上の場合    2,000円/㎡
     15㎡未満の場合    20,000円~

・谷板金の交換         20,000円~

➁化粧スレート屋根の場合
・棟板金の交換         5,000円~5,500円/m
 ビス増し打ち等の補修のみ   1,500円/m~   
 
・化粧スレートの部分差し替え  15,000円~

・化粧スレートの割れ補修    15,000円~

➂金属屋根の場合
・棟板金の交換         5,000円~5,500円/m
 ビス増し打ち等の補修のみ   1,500円/m~

・金属屋根の部分交換修理    15,000円~

➃その他の屋根修理
・雨樋修理           15,000円~

屋根修理見積もりで知っておきたい特に大事な2つのこと

➀屋根材の種類によって、見積もりを依頼する業者が異なる

意外と知られていないことなのですが、一口に屋根工事といっても屋根材の種類によって見積もりの依頼先が異なります。

金属屋根や化粧スレート屋根の場合は、板金工事業者に見積もり依頼します。
板金工事業者は、雨樋工事なども手掛けているケースがほとんどです。
一方、板金工事業者は瓦屋根を扱っていないことが多いので注意が必要です。

瓦屋根は瓦屋に見積もり依頼を行います。
近年では瓦屋根の家が少なくなってしまったので、化粧スレート屋根や金属屋根にも対応できる瓦屋も増えています。
しかし、板金業者も瓦屋も塗装工事は行わないことがほとんどです。
塗装による修理を行う場合には、塗装工事業者に直接見積もり依頼します。

この様に業者には、それぞれ得意分野があります。
中にはどんな工事でも請け負う業者もいますが、自分たちの得意な工事以外は全て外注先に依頼するケースがほとんどです。
当然、見積もり金額も高くなってしまうので、あまりお奨めできません。

屋根材の種類や修理方法によって、見積もりの依頼先が異なるので注意が必要です。

➁屋根の部分修理では、わずか数十分の作業でも最低基本料金を請求される

屋根を部分的に修理する場合には、単価の相場はほとんどあてになりません。
たとえば割れてしまった瓦を1枚だけ交換するために、屋根工事業者に修理を依頼しようとします。
瓦の値段は、通常のJ型陶器瓦であれば1枚250円~300円程度です。
作業時間がわずか数十分程度だとして、数千円の費用でどこかに工事を依頼したとしても、工事してくれる業者はいないでしょう。

少額工事の場合の見積書の記載の仕方は業者によって様々ですが、見積書に「修理基本料金」が記載されているケースでは、20~30分で修理できたとしても最低この料金を請求されます。
また、諸経費で調整しているケースもあるので、少額工事で複数の業者の見積書を比較する場合には、単価や数量を比較してもあまり意味がありません。
総額を見て判断する様にしましょう。

屋根修理見積もりで損しないには複数業者に相談すること!

屋根の部分修理費用の相場は、ほとんどあってないようなものです。
葺き替えや葺き直し、全面塗装など、工事が比較的大がかりになるものならともかく、部分的な修理の場合は業者によって価格に大きな差が出ます。
業者により、見積金額が2倍、3倍になることも珍しくありません。

また部分的な修理を希望して、業者からは屋根の全面的な葺き替えを提案されたとしても、それがベストな選択なのかどうかは素人には判断がつきません。

1社から見積もりを取っただけでは、「見積もり内容が本当に適正な価格や工事内容になっているのか」、わからないのが普通です。
できるだけ複数の業者から相見積もりを取り、この記事で得た知識をもとに正しい判断をして欲しいと思います。

まとめ

ここまで屋根の様々な部分修理を中心に、屋根修理見積もりについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

建物を長期的に良好な状態を保つためにも、築後の経年劣化に合わせた屋根の適切な補修が大切です。
そのためには、自分でできる範囲で定期的に屋根の点検を行い、不具合を見つけたらこまめに修理することがメンテナンスコストを抑える上で重要になります。
また、細かな相談にも親身になって応じてくれる業者の存在が不可欠です。

是非この記事で得た知識を参考にして、信頼できる業者を選んで欲しいと思います。

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