サイディングの塗装方法とは?工程・注意点を解説

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こちらの記事では、サイディングを塗装する際の一般的な方法と塗装をする際の注意点について解説していきます。基本的に塗装工事の工程は、塗料が違うからと言ってほとんど差はありません。
家の外壁には正しい工程と適切な技術がともなって初めて効果を発揮します。業者に依頼する際はご自身の知識も高めて、業者が行う工事の工程に不備がないか確認できるようにしておきましょう。



1.サイディングの塗装方法

サイディングの塗装を行う際は、しっかりと段階を踏まえて行うことが大切です。各工程をしっかりと行わなければ、メーカーの公表している耐久年数や効果を発揮することができません。
以下に解説していくプロセスをしっかりと知識として参考にしていただき、業者に見積もり相談を依頼する際は確認していきましょう。

1-1. 色や塗料の種類を決め、業者と意見合わせする

作業をする前にまずは外壁の色を決めましょう。既存の色と同じ色が最も塗りやすいですが「汚れが目立たないようにしたい」「イメージを変えたい」といった場合には、カラーチェンジすることもおすすめします。

一般的には既存の色よりも濃い色にすると塗りやすくなります。また、サイディング塗装に使用する塗料は主に以下の5種類があります。
コストや耐久性がそれぞれ異なるため、目的と予算に合わせて選びましょう。

カラーと塗料が決まったら工事を開始しますが、工事が終わった後に「想像と色が違った」ということにならないよう、可能であれば業者にカラーシュミレーションを出してもらえるよう依頼し、塗装の完成サンプルなどを見せてもらうようにしましょう。
塗料は基本的に塗る前と塗った後で色味が変わってきますので、しっかりと乾燥した後のイメージができるようにしましょう。

下記に一般的な塗料の特徴と価格を記載していますので、参考にしてください。

グレードメリットデメリット耐久年数(目安)価格(1㎡あたり)                                        
アクリル低価格
伸びが良い
汚れやすい
乾燥しにくい
耐久性が低い
5~7年 1,200円~1,400円
ウレタン耐候性がある
光沢が強い
耐久性がやや低い
需要はやや低下気味
8~10年 1,500円~2,200円
シリコン耐熱性がある
低汚染性がある
シリコン含有量によって耐久性が変わる 10~15年 1,800円~3,000円
ラジカル雨や紫外線の影響を受けにくい
耐久性がある
新しい種類の塗料で認知度が低い 10~15年 2,300円~3,000円
フッ素汚れを雨とともにはじく効果が高い
耐久性に優れている
コストが高い 12~15年 3,500円~4,500円


1-2. サイディング塗装のための足場を組み立てる

塗装業者と打ち合わせが終わり、家の全体カラーが決まったらいよいよ工事の開始です。
工事をするためには、家全体を塗装するための足場工事を行う必要があります。
足場は大切な作業場ですのでしっかりと組む必要があり、いい加減な業者に足場組立てを依頼してしまうことでご自身の家の付帯部分を傷つけてしまったりする可能性があります。そのような事態を避けるためにもしっかりと確認していきましょう。

基本的には塗装業者が付き合いのある足場専門業者に工事を依頼するケースが多いのですが、まれに塗装業者が足場組み立ても行っているケースがあります。

1-3. サイディングの汚れを落とす(高圧洗浄)

足場の組み立てが完了した後、外壁についているカビやクモの巣、チョーキングと呼ばれる塗膜の浮いた汚れなどを落としていきます。落とし方としては、頑固な汚れの場合は【バイオ洗浄】という特殊な洗剤を用いた洗浄方法で行います。

一般的には【高圧洗浄】と呼ばれる、特殊な機械で水の圧力を調整しながら外壁の汚れを落とす洗浄方法になります。この工程もしっかりと行っていない場合は、新たに塗装をする際に塗料のりが悪くなってしまったり、ほこりの上から塗装してしまうと塗装の意味をなさなくなってしまいます。しっかりと洗浄してその準備ができる状態にしてもらいましょう。

1-4. サイディング以外の塗装しない個所の養生作業

養生(ようじょう)とは、外壁の塗装をする際に塗装をしない個所を保護するためのビニールをかぶせる作業です。基本的には窓やベランダの手すり、室外機などの付帯部分は塗装いたしませんので、塗料が飛んでしまわないようにしっかりとビニールで保護します。ビニールは【マスカー】と呼ばれる特殊な物を使います。

【塗装は養生が基本】と一般的に業者の間で言われており、この工程が塗装の仕上がりを左右させる大事な工程となります。
近隣の車に塗料が飛散してしまうのを避けることや、塗らなくていいものに塗料が付着したり、見切りと呼ばれる塗料と塗らない部分の境目がしっかりとラインが出てメリハリがつくように作業を行っていきます。

1-5. サイディングの修理や下地処理

サイディングは劣化しやすい外壁材です。サイディングの外壁はサイディングボードと言われる板を何枚も張り合わせています。そのためゴムで接着したつなぎ目があり、一般的には目地(めじ)と呼ばれています。

この目地の部分が最も劣化しやすく、数年で剥がれ落ちていたりヒビが入っていることがあります。また、サイディングボード自体に割れ目があったり壁がかけていることもあります。
もし、外壁に劣化がある場合はシーリング材などの専門の材料を使って補修していきます。
この工程で外壁をきれいに補修しないと、塗装が剥げたりムラになる原因になります。
仮に、劣化を放置してしまうと雨水が染み込み、壁材や天井材が水浸しになったりして劣化が促進してしまいます。せっかくの機会に、壁の修理は確実に行いましょう。

1-6. サイディングの下塗りをする

下塗りとは、塗料のノリを良くしたり塗料が壁の内部に染み込まないための工程です。基本的には、弾性や微弾性と呼ばれる弾力のある塗料を塗っていきます。

この工程で目に見えづらい小さなひび割れなどを埋めていき、次の工程である中塗りの塗装をするための準備をします。目的としては、中塗りの塗料との接着性をよくするためと、新たにサイディングに塗装する色が透けたりしてしまわないようにベースの白色や近い色に戻すことで、その後の色の発色が良くなるようにします。

1-7. サイディングの中塗りをする

中塗りとは1回目に外壁を塗る工程のことを指します。
ローラーなどで厚みをつけてたっぷり塗っていきますが、中塗りがしっかりできていないことで、上塗りの色が透けてしまったり、塗膜が薄くて塗料の効果を発揮することができなくなってしまします。中塗りのが完了後、すぐに上塗りをしてしまうと十分な中塗りの塗膜が乾燥しきれずに、効果が薄くなってしまいます。

この工程で下塗り部分をしっかり隠すように塗っていかないと仕上げが一回塗りの部分だけになる箇所が出てきてしまったりするので注意が必要です。

1-8. サイディングの上塗りをする

上塗りとは外壁の仕上げ塗りのことです。基本的には2度塗りで良いとされていますが、劣化や色ムラが気になる際には、数回塗っても問題ありません。
上塗り塗装をする際は色ムラや塗り残しに注意して丁寧に塗っていきます。
ムラを少なくするためにも、仕上げ塗りはその日のうちに一面すべてを塗っていくようにします。窓周りや天井と壁との隙間、目ではみえづらい場所もハケやローラーを使ってしっかりと塗装していきます。

この工程でムラや塗り残しがあると、仕上げの工程になりますので、その後もその部分が目立ってしまいますので注意が必要です。

1-9.サイディングの塗り残しを確認し養生をはがす

上塗りの工程が終わった後、塗らなくていい部分にかぶせていた養生をはがしていきます。

養生をはがし終えた後、足場の周りを何周もして仕上げに不備がないかを確認していきます。
塗装工事をする際は、ローラーやハケで塗っていてもどうしても塗り残す部分が出てきてしまうこともあります。
そのようなことにならないよう、この工程でしっかりと点検していきます。特に、サイディングにリシンやスタッコと呼ばれる装飾の吹き付け塗装がなされている場合は、サイディングの表面がでこぼこしています。
そのような場所はローラーだけでは入りきらない部分も出てきてしまいますので、しっかりと目を凝らしながら確認して仕上げていきます。

1-10.サイディング塗装のために組んだ足場の解体

すべての塗装と最終確認が完了後、塗装のために組んでいた足場を解体していきます。
足場が解体される際も、塗装業者は足場業者に塗料を残していき、足場の解体時に業者が気付いたところがあればしっかりと補修塗りをしていきます。解体後に不備が見つからないように最後まで気を使いしっかりと塗装を完了させていきます。
一度足場解体してしまった後に不備が見つかってしまうと、手間と時間がかかってしまいますので注意が必要です。

1-11.サイディング塗装完了後の最終清掃

すべての工事が完了し足場の解体も終了した後は家の周りの最終清掃を行います。作業で出たごみや作業のために定位置からずらした物をもとの位置に戻したりしていきます。
清掃まで完了して、最終的な作業が終了することになりますのでしっかりと周りにごみなどが落ちていない確認していきます。





2.サイディング塗装の注意点

  • 事前にしっかりと塗装の完成イメージをつくる
  • 作業の進行状況を業者に報告してもらうようにする
  • 複数業者と相見積もりを取る

サイディング塗装をするには、たくさんの手間と作業工程が必要です。業者に塗装を依頼する際には、注意すべきことが多くあります。費用も掛かることから、以下の点に注意してしっかりと満足のいく塗装工事ができるようにしましょう。

2-1.事前にしっかりと塗装の完成イメージをつくる

サイディングの塗装をする際は、事前にしっかりと完成イメージを持つようにしましょう。工事を依頼して完了後にイメージと異なることがないように事前の準備をして色を決めていきましょう。
自分の家が今後も気持ちよく住んでいけるように思いどおりの塗装工事をすることが大切です。

2-2.作業の進行状況を業者に報告してもらうようにする

サイディングの塗装工事を依頼する際は、業者にしっかりと作業工程を報告してもらいましょう。基本的に家を空けている間に工事を任せる形になりますので、「どの工程をどこまでやったか」というところを報告してもらうことで、自身もしっかりと作業の進行状況を把握できるようにしていきましょう。

2-3.複数業者と相見積もりを取る

サイディング塗装を行う際は業者に依頼することが基本となりますが、1社だけの見積もりを取ることは避けましょう。
自身が価格の相場や塗料に詳しい場合はその限りではありませんが、ほとんどの方が塗装工事については初心者です。信頼のおける業者が知り合いにいる場合は依頼できますが、業者を新たに探す場合は必ず複数の業者の相見積もりを取ることをおススメいたします。

見積もりの段階で業者の選定は始まっています。1社だけでは見えてこない価格や対応の違いをしっかりと精査することができますので、意識して検討していきましょう。





3.サイディング塗装が必要な劣化症状

サイディングの塗装に必要な劣化症状は、いわゆる自宅の悲鳴のサインととらえることが重要です。大切な家が劣化してしまわないよう、定期的なメンテナンスが必要となります。もし、塗装の判断が難しい場合は、サイディングの劣化症状に合わせたメンテナンス時期と費用を是非参考にしてみてください。

出典:※1.アイジーコンサルティング
出典:※2.麻生塗装
出典:※3.外壁・屋根Do!
出典:※4.島崎工務店




4.サイディングの塗装完成イメージ

ここまで、サイディング塗装に関する付帯的な工程と注意点を解説してきましたが、「工程は分かったけど塗装完了のイメージが湧かない」という方もいるのではないでしょうか?以下に、一般的な窯業系サイディングを塗装、塗り替え工事をした家のビフォーアフター画像を掲載しますので、是非参考にしてみてください。

参考:松田敏商店

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