ヌリカエ家の外見だけで屋根面積を計算する2つの方法。図面不要で今すぐ分かる

家の外見だけで屋根面積を計算する2つの方法。図面不要で今すぐ分かる

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屋根のリフォーム費用に、必ず関わってくる屋根の面積。
しかし、ご自宅の屋根面積を正確に答えられる方はほとんどいないのではないでしょうか。

  • 自分の家の屋根面積をなるべく正確に知る方法はないか?
  • 業者の測った屋根面積は、水増しされていないか?
  • 見積もり書の屋根面積が業者ごとに違う。正しいのはどれか?

本記事では、このような疑問や不安を解消すべく、屋根面積の簡単な知り方についてご説明したいと思います。
見積金額が適正かどうかを知るために、お役立てください。

Point
  • 勾配がゆるい屋根の面積は「1階の床面積×1.2」が目安。
  • 勾配が急な屋根の面積は「1階の床面積×1.5」が目安。
  • 目測をもとに屋根面積を自動計算できるサイトがある。

  • 自宅の場合はいくら?

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    1. もっとも簡単に屋根面積を知る方法

    屋根面積を一番簡単に知る方法は、「坪数」と「屋根の傾き」を使った方法です。
    図面がない場合でも、屋根の面積を大まかに知ることができます。

    また、計算を省いてすぐに屋根面積の目安だけを知りたい場合は、後の坪数ごとの計算結果 早見表を御覧ください。

    屋根面積の簡易計算方法

    坪数(1階の床面積)を㎡単位に直した数字に、屋根の傾きが「緩やか」なら「1.2」、「急」なら「1.5」を掛けることで、屋根面積を概算することができます。

    • 屋根の傾きが緩い場合 → 屋根面積 = 1階の床面積 × 1.2
    • 屋根の傾きが急な場合 → 屋根面積 = 1階の床面積 × 1.5

    1階の床面積はどうやって知る?

    1階の床面積(㎡)は、家の坪数に「3.3」を掛けることで求められます。

    家の坪面積 ✕ 3.3 = 床面積(㎡)

    20坪から50坪まで、5坪ごとの計算結果結果を下記に記載しました。

    【表:坪面積と平米面積の変換表】
    坪面積 平米(㎡)面積
    20坪 66㎡
    25坪 82㎡
    30坪 99㎡
    35坪 116㎡
    40坪 132㎡
    45坪 148㎡
    50坪 165㎡

    屋根の傾き(勾配)が「緩い」か「急」かの判断は?

    以下のシルエットを参考に判断ください。

    勾配の緩い屋根の例
    勾配の緩い屋根の例

    勾配の急な屋根の例
    勾配の急な屋根の例

    また、「お隣や近所の家の屋根と比較する」「屋根の上で歩けそうかどうかで判断する」(容易に歩けそうであれば緩い勾配)など、あくまでも印象かまいません。

    家が「30坪」、屋根の傾きが「緩やか」な家の例

    • 「30」坪に「3.3」を掛けて、平米面積に直すと『99』㎡
    • 屋根の傾きが「緩やか」なので、掛ける数字は『1.2』
    • 99 ✕ 1.2 = 118.8
    • この家の屋根面積の目安は 118.8㎡ と求められた。

    20坪~60坪までの屋根面積計算結果

    20坪~60坪までの屋根面積について、勾配が「緩やか」と「急」両方の場合の屋根面積の計算結果を、下の表にまとめました。あなたの家の坪数の行を見るだけで、計算せずに屋根面積の目安がわかります。

    家の坪数 屋根面積(勾配が緩やか) 屋根面積(勾配が急)
    20坪 79.2㎡ 99㎡
    21坪 83.2㎡ 104.0㎡
    22坪 87.1㎡ 108.9㎡
    23坪 91.1㎡ 113.9㎡
    24坪 95.0㎡ 118.8㎡
    25坪 99.0㎡ 123.8㎡
    26坪 103.0㎡ 128.7㎡
    27坪 106.9㎡ 133.7㎡
    28坪 110.9㎡ 138.6㎡
    29坪 114.8㎡ 143.6㎡
    30坪 118.8㎡ 148.5㎡
    31坪 122.8㎡ 153.5㎡
    32坪 126.7㎡ 158.4㎡
    33坪 130.7㎡ 163.4㎡
    34坪 134.6㎡ 168.3㎡
    35坪 138.6㎡ 173.3㎡
    36坪 142.6㎡ 178.2㎡
    37坪 146.5㎡ 183.2㎡
    38坪 150.5㎡ 188.1㎡
    39坪 154.4㎡ 193.1㎡
    40坪 158.4㎡ 198.0㎡
    41坪 162.4㎡ 203.0㎡
    42坪 166.3㎡ 207.9㎡
    43坪 170.3㎡ 212.9㎡
    44坪 174.2㎡ 217.8㎡
    45坪 178.2㎡ 222.8㎡
    46坪 182.2㎡ 227.7㎡
    47坪 186.1㎡ 232.7㎡
    48坪 190.1㎡ 237.6㎡
    49坪 194.0㎡ 242.6㎡
    50坪 198.0㎡ 247.5㎡
    51坪 202.0㎡ 252.5㎡
    52坪 205.9㎡ 257.4㎡
    53坪 209.9㎡ 262.4㎡
    54坪 213.8㎡ 267.3㎡
    55坪 217.8㎡ 272.3㎡
    56坪 221.8㎡ 277.2㎡
    57坪 225.7㎡ 282.2㎡
    58坪 229.7㎡ 287.1㎡
    59坪 233.6㎡ 292.1㎡
    60坪 237.6㎡ 297.0㎡

    2. 瓦の枚数から屋根面積を計算する

    瓦屋根のお住まいのみに使える方法ですが、瓦の枚数から屋根面積を計算する方法もあります。
    瓦屋根では、1坪あたり約53枚の瓦が使われていることを利用します。

    算方法は以下のとおりです。

    瓦の総枚数÷53 = 屋根面積(坪)

    このままでは、単位が「坪」なので使いづらいかもしれません。
    見積もり書で使われる平米(㎡)単位に直すには、数値を3.3倍してください。

    屋根面積(坪) ✕ 3.3 = 屋根面積(㎡)

    3. もっと正確に計算したい方へ:屋根面積の詳しい計算方法

    図面がある方向けの計算方法

    図面があれば、誰でも簡単に屋根面積を計算することができます。
    ここではその方法をご紹介したいと思います。

    詳しい計算方法① 図面から「屋根勾配」の数値を見つける

    まずは立面図を見てください。 屋根の近くに「三角形と2組の数字」か「寸・分(尺貫法)表記の数値」が書かれていると思います。 これが「屋根勾配」になります。

    例えば、三角形とともに「4/10」と記されていれば、「底面10mに対して4mの勾配が付いている」ことを示しています。
    まずはこの数字を覚えていてください。

    詳しい計算方法② 屋根勾配を「勾配伸び率」に読みかえる

    「①」で図面から見つけた屋根勾配をもとに、下記の表から「勾配伸び率」を調べます。

    例えば、「4/10」(4寸勾配)の屋根であれば、下の表より勾配伸び率は「1.077」と分かります。
    ご自身で、三平方の定理を使って必要はありません。

    【表:屋根勾配と勾配伸び率の対応表】
    屋根勾配 勾配伸び率
    分数表記 尺貫法表記
    5分 0.5/10 1.001
    1寸 1/10 1.005
    1寸5分 1.5/10 1.011
    2寸 2/10 1.020
    2寸5分 2.5/10 1.031
    3寸 3/10 1.044
    3寸5分 3.5/10 1.050
    4寸 4/10 1.077
    4寸5分 4.5/10 1.097
    5寸 5/10 1.118
    5寸5分 5.5/10 1.141
    6寸 6/10 1.166
    6寸5分 6.5/10 1.193
    7寸 7/10 1.221
    7寸5分 7.5/10 1.250
    8寸 8/10 1.281
    8寸5分 8.5/10 1.312
    9寸 9/10 1.345
    9寸5分 9.5/10 1.379
    10寸(矩勾配) 10/10 1.414
    11寸(9寸返し) 11/10 1.487
    12寸(8寸返し) 12/10 1.562

    詳しい計算方法③ 屋根投影平面積を計算

    屋根投影平面積は、以下の式で求める事ができます。
    長方形の面積の計算と同じです。

    「屋根の縦の長さ」×「横の長さ」

    屋根の縦や横の長さは、図面に記載されています。
    記載されている長さを、床のものと間違えないように気をつけてください。

    詳しい計算方法④ 公式に当てはめる

    いよいよ屋根面積の計算です。
    屋根面積は下の式で正確に計算することができます。

    「屋根投影面積(③)」×「勾配伸び率(②)」=屋根面積

    以上で、屋根面積を正確に計算することが可能になります。

    見積もり書に記載の面積が、求めた面積に近い業者ほど信頼できると言えます。
    が、屋根の素材や凹凸の有無によっては、この手順で計算した値と差が出ることがありますので、ご注意ください。


    自宅の場合はいくら?

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    4. 屋根面積のよくある勘違い

    そもそも屋根面積とは?

    リフォーム工事において「屋根面積」とは、屋根の傾きを考慮した、工事時の屋根塗料や屋根材の使用量に関わる面積のことです。

    屋根面積とよく誤解されている語に、「屋根投影平面積」があります。
    屋根投影平面積とは、屋根を真上から見た時の面積で、屋根の傾きが考慮されていません。
    業者が屋根塗装の工賃や、屋根の張り替え費用を見積もる際には、屋根投影平面積ではなく、屋根面積を基準に計算します。

    屋根投影平面積が建坪よりも大きくなる理由

    屋根を上から見たときの面積(「屋根投影平面積」)は、1階の床面積(建築面積)と同じと思われている方もいらっしゃると思います。
    しかし多くの屋根には「傾斜」や「軒の出」があるので、床面積と同じにはなりません。

    「軒の出」とは、上の写真のように、外壁よりもすこし外側にある屋根の端の部分のことです。
    この軒の出があるため、屋根の投影平面積は床面積よりも少し広くなるのです。

    そして屋根の面積は、この屋根投影平面積に、屋根の傾き(勾配)を考慮して計算されます。

    屋根面積と屋根勾配の関係とは?

    中学校の頃に数学で習った「三平方の定理(ピタゴラスの定理)」を覚えているでしょうか。

    天井(=床)の幅が三角形の底辺であるのに対して、屋根の長さは斜辺部分の面積になります。

    三角形の斜辺の長さは、角度が急になるほど長くなりますよね。
    したがって屋根の面積は「床面積+軒の出」の面積が同じでも、屋根勾配が急になるほど大きくなることがわかると思います。

    5. まとめ:屋根面積の計算に不安を感じたら、専門業者に相談を

    いかがでしたでしょうか?
    屋根面積を正確に知りたい場合の計算方法は、「屋根面積=屋根投影面積×勾配伸び率」

    また図面がない場合の概算面積の計算方法は「屋根面積=1階の床面積×1.2または1.5」

    この2つの式さえ覚えておけば、見積もり金額に大きなウソ・ごまかしがないかを見抜くことができるはずです。

    最終的な工事金額にも大きく影響する屋根面積。
    信頼できる業者であれば、見積もり時に屋根面積の計算方法についても、丁寧に教えてくれます。
    ヌリカエでは、そのような業者を多数ご紹介できますので、少しでも不安がある様なら、自分一人の力で判断するのではなく、早いうちからプロに相談して間違いのない計画を立てることをお奨めしたいと思います。


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    この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

    監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

    塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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