外壁塗装のプロがよくある質問に回答|外壁塗装職人 長谷川佳広さん インタビュー

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  • 「リフォームに興味はあるけど今一歩前に踏み出せない」
  • 「実際の塗装の職人さんにはなんとなく怖いイメージがある」
  • 「プロの目から見たときのリフォームのコツを知りたい」

そんな皆様の不安や疑問をを解消すべく、インタビュー第一回は、プロの塗装業者、 株式会社POD代表長谷川佳広さんにお話を伺いし、外壁塗装・屋根塗装のよくある質問優良業者の見極めポイントにお答えいただきました。長谷川さんのアドバイスで、リフォームへの不安や疑問を解決していきましょう。

Point
  • 良い業者とは、お客様を最優先にした提案ができる業者のこと
  • 失敗しないために重要なのは、信頼できる業者を見つけること
  • そのために、無料一括見積もりサービスの活用が有効

  • 1.100年続く塗装屋の4代目

    [ヌリカエ編集部(以下ヌ)]

    :ではまず、長谷川さんについて、ご自身が塗装職人になるきっかけと、会社設立の経緯をお聞かせください。

    [長谷川さん(以下長)]

    株式会社POD 自体は立ち上げて4年目になるのですが、元々私が 100年続く塗装屋の4代目というところでありまして、その家業を継ぎ、有限会社化するなどして会社の形態を変えるなど、紆余曲折して現在に至ります。

    [ヌ]

    :これまで、どのような紆余曲折がありましたか?

    [長]

    :塗装業の営み方というのは、昔であれば工務店から下請けとして仕事を受けるのが一般的でしたが、 昨今はお客様がネットを使って業者を探し、直接依頼するというのが一般的になりました。これにより大きく変わったのが営業方法です。
    昔は個人宅に「塗り替えませんか?」という「プッシュ営業」をかけていたのですが、ネットでお客様に選んでもらうという「プル営業」がもう当たり前になりました。
    当然ながら我々も集客のためにホームページを開設し、富里市(千葉県)にショールームを設け、お客様のご要望を実現できるよう環境を整備し、そこで株式会社PODを立ち上げた次第です。現在このショールームでは、 遮熱を体感できる装置を導入し、各種サンプルも取り揃え、お客様にご来店いただき、リフォームを体感できるスペースを作っております。

    [ヌ]

    :職人と経営者という2つの肩書きを持つ長谷川さんですが、今の自分を作り上げた原動力はなんですか?

    [長]

    私自身が職人であり続けていることでしょうか。
    塗装の営業は職人経験が無い営業さんが行うケースがとても多く、分業性という意味ではそれでも良いのですが、ただやはりお客様の問いかけに対し「では現場の職人に確認します」と回答するよりも、すぐにそこで答えられた方が当然ながらお客様にとってはより早い問題の解決になります。
    基本的に、お客さんを待たせて不安にさせてはいけないという思いを持っていますので、そこはやはり私が現場の職人であるからこそ、 即時解決に導ける、という強みと自信があります。職人として直接お客様と関われるというやり甲斐が、原動力になっています。

    2.よくある8つの質問にプロが回答!

    [ヌ]

    ヌリカエに寄せられるご相談のうち、リフォームを諦めてしまう理由は大きく3つに分かれます。 この三大要素に対して、長谷川さんのプロの立場から、ご意見・アドバイスをいただけますか?

    • ①リフォームの必要性や適切なタイミングがわからない
    • ②リフォームのための準備資金が足りない
    • ③リフォームにより生じる変化への不安を感じる

    2.1. ①リフォームの必要性や適切なタイミングは?

    Q1.「そもそも外壁のリフォームは必要ですか?また、最適なタイミングはいつですか?」

    A1.「リフォームの意義は、 最悪の状態になる前に改善処置をおこない、手間と出費を最小限にとどめること 、にあります。また、劣化は時間が経てば経つほど進行するため、 築年数10年以上の場合、リフォームは早ければ早いほど望ましい でしょう。」

    [長]

    :外壁にある軽微なヒビ(ヘアクラック)、これが放置しても良いヒビなのか、放っておくとマズいヒビなのか、その判断を自分で行うのはなかなか難しいことだと思います。これを身体に例えれば、体調が悪い時に自己判断で市販の薬を飲んでいても実際はお医者さんでなければ根本的には治せない病気であったりすることがあります。
    このように「プロ」の判断と手腕でなければ解決できないことというのは、比較的どんなものにでもあると思います。
    病気の場合、忙しいからと検査を先延ばしににて結果的に「手の施しようがない状態」に陥ることがあるように、外壁にも機会を逃すことによって本来軽微な修理で済むべきものが、大掛かりな工事とお金がかかってしまう場合があります。 最悪の状態になる前に改善処置をおこない、手間と出費を最小限にとどめる、というのがリフォームする意義ではないかと思います。

    Q2.「リフォームと建て替え、どちらを選ぶか、どのように決めるのが良いですか?」

    A2.「 コストと築年数の両方の視点で考えましょう。

    [長]

    :例えば、築年数30~40年経って、リフォームにあまりにも高額な資金を投じるのも得策ではないと思います。築10~15年で、この先20~30年もたせたいのなら、今がまさにリフォームのやり時ですし、 築年数があまりにも経っている場合は建て替えに資金を投じた方が、先10~20年を考えた場合良いと思います。

    Q3.「リフォームの目的が不明確なまま、何となくの状態ででも、相談して良いですか?」

    A3.「もちろん大丈夫です。 一番大切なのは、早めにプロに相談することです。

    [長]

    :皆さん、最初はなんとなくやろうと思うものです。もちろん、コーキングが傷んでるから打ち直して欲しいなど、明確な動機がある方もいらっしゃいます。でも、お隣がやっている、なぜやっているのかわからない、そしてまた一軒、また一軒と、周囲のお宅が綺麗になっていくのに「うちだけ取り残されて行ってしまうのではないか?」という「不安」が動機になる方も実は大勢いらっしゃいます。
    大切なのは、自分の家に今何がおきているのか、今やるのか、何年後かにやればいいのか、をプロに見立ててもらうことです。
    プロの目で見た上で、問題が明確になれば、自ずとリフォームの目的も明確になってくるはずです。ちなみに、中には新築から3年でリフォームを検討し始める方もおられるくらいです。

    Q4.「外壁塗装と合わせて同時にリフォームしておいた方が良い箇所はありますか?」

    A4.「 屋根塗装と付帯部分の塗装や交換をおすすめしております。

    [長]

    :外壁塗装は、ほとんどの場合、足場を組む必要があります。足場だけでも、15万円以上かかりますので、 足場を一度組むのであれば、同様に劣化が進行している付帯部分(雨どい・軒天・破風など)も同時に塗装・修理した方が、何度も足場を組む必要がないため、結果的に時間も費用も抑えることができるのです。
    例えば、雨どいの交換や軒天の塗装などが挙げられます。実際、ほとんどのお客様が、外壁以外の箇所も同時にリフォームされていらっしゃいます。


    2.2. ②リフォームの準備資金が不足している場合は?

    Q5.「リフォームを検討していますが、予算が足りません。何か良い方法はありますか?」

    A5.「 リフォームローンを上手に活用しましょう。

    [長]

    :予算に関するご相談は、数多くいただきます。今すぐに、100万円、200万円をいきなり用意できるかといわれてもなかなか難しいですからね。
    弊社の場合は、そのようなとき リフォームローンの活用をおすすめしています。弊社提携のリフォームローンもありますし、銀行のリフォームローンを使うと、100万円を10年にした場合でも月1万円行かないくらいの金額で借りることもできます。
    次のメンテナンスまでに10~15年あるので、その間に、毎月1万円づつで10年ですと120万になるので、もちろん利息がかかりますが、100万の工事が、劣化の進行していない今できるわけですから、手元に資金が無い場合はリフォームローンを有効に活用してほしいと思います。


    ▼リフォームローンに関して詳しく知りたい方はこちらへ

    Q6.「2020年東京オリンピック以降、外壁リフォームの価格は安くなりますか?」

    A6.「 2020年以降も、塗装単価はほぼ変わらないと予想されます。

    [長]

    :確かに今現在のリフォーム業界は多忙を極めているので、業者さんも中々動いてくれない、という状況にあると思います。
    しかし「2020年オリンピック以降に建築物が少なくなれば、業者さんも暇になり、安くなるのではないか?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、こと塗装に関して言えば、さほど関係無いと思います。材料が安くなるわけでもなく、職人の手間が減るわけでもないので、 基本的に塗装の単価は変わらないと思います。
    ただし、業者さんの仕事量が減る可能性はありますので、値引き競争が始まることは予想されます。仕事が取れている業者さんであればそのまま単価を変えることはないでしょう。

    2.3. ③外壁塗装は本当に期待効果が得られるのか?

    Q7.「外壁塗装を検討しているものの、本当に良い変化があるのかイマイチわかりません。実際どんな変化があるのかを教えてください。」

    A7.「外壁塗装の効果は大きく ①美観維持 ②防水加工 ③耐久性向上 の3つです。」

    [長]

    :外壁のリフォームの主な目的は「美観維持」とお思いの方も多いかもしれませんが、実はそれ以上に、 防水加工による保護とそれによる外壁の耐久性向上に大きな効果を発揮します。お客様の中には、外壁塗装に支払い金額相応の効果をもたらしてくれるのだろうか?と考える方もいらっしゃいますが、大抵の場合、 支払い金額以上のメリットを感じ、「外壁塗装して良かった」と満足していただけています。
    外壁塗装は、水回りや内装のリフォームとは違って、見た目上ビフォーアフターの実感を感じにくいリフォームではありますが、確実に耐用年数が伸びるリフォームですので、見た目よりも機能面の「安心感を買う」と捉えていただいた方が良いでしょう。

    Q8.「塗装工事中、トイレが使用不可などの生活変化はありますか?他にも、業者さんが大勢自宅に入ってきて家族の生活が乱れるのではないかなど心配です。」

    A8.「 お客様への大きなご不便はほぼございません。また塗装工事の場合、屋外作業のみで完結します。

    [長]

    基本的に外壁塗装・屋根塗装など屋外工事であれば、施主様がご不在でも問題はございません。(ただし、一部養生や足場設置により、多少の不便はおかけする可能性は考えられます。)また、外壁塗装は長期工事ではないため、天候に恵まれれば、 10日から2週間ほどで完了するのが一般的です。
    実際に、共働きのお客様の場合は、施行中一度も職人と顔を合わせずに工事を終える、という例も珍しくはありません。ですので、ご家族の生活リズムに影響を与えるということはないかと思います。




    3.優良業者はここが違う!工事別チェックポイント

    リフォームをする上で大切なことは、職人を信頼することです。その信頼にプロは技術で応えます。信頼できる優良業者の見極めポイントを工事別に見ていきましょう。


    [ヌ]

    :リフォームのプロとして、お客様とのやり取りの中で大切にされている点とともに、お客様がご自身で業者の良し悪しを判断するチェックポイントを教えてください。

    ~外壁塗装において~

    ✔︎提案内容はお客様を最優先にしたものか?

    [長]

    :外壁塗装に限りませんが、本当にお客様ご自身の希望を反映した提案内容かどうか?を見極めることが重要です。
    例えば、塗料一つとっても数千種類あり、価格や性能(耐候性や遮熱性)など様々な付加価値を有する塗料が存在します。その中で、お客様のご希望を汲み取り、最適なものをご提案できるかはプロの技量にかかっています。
    弊社でも、提案力を上げるために、塗料を少しでも安く提供するために、工場から直接買取るなど工夫を凝らしています。

    ✔︎事前に施工後のイメージを丁寧にお客様に伝えているか?

    [長]

    :お互いが満足いくような施工にするめには、施工前にお客様と施工後のイメージをすり合わせておくことも重要です。
    例えば弊社では、ご自宅の写真をPCに取り込み、外壁の色が変わった状態を視覚的に確認できるシミュレーションソフトを導入していて、これは大変好評いただいております。


    ✔︎下地処理をないがしろに済ませていないか?

    [長]

    :下地調整・下地処理には最大限の注意を払っています。なぜなら、下地処理と下塗りの仕上がりが、その後の美観維持を左右するためです。
    職人が塗れば、見た目上は当然ながら綺麗に仕上がります。しかし、最も重要なことは、その美しさがどれだけの期間保たれるのか、ということです。仕上げてしまうと見えない部分ですが、耐候性に大きく関わるので、そこで手を抜いてしまうと3~5年で不具合が出てきてしまいます。そのため、弊社では品質保証として10年保証もお出ししています。

    ~屋根塗装において~

    ✔︎見えない部分だからこそ、丁寧に状況を伝えているか?

    [長]

    :屋根はお客様にとって目につきにくい部分ですので、視覚的に確認していただくために工夫しています。具体的には、屋根上と地上に1人ずつスタッフを配置し、ビデオ通話によってタブレットを通して屋根の状況をお客様にお見せする、という方法です。勾配が急な屋根の場合は7m程の自撮り棒を使い、撮影したりもしています。
    以前は、弊社もアナログな方法で行っていました。ただ、屋根塗装には案外悪徳業者が多く、中には、お客様の目が届かないのをいいことに、屋根に登った際に自ら屋根を壊して、「修理が必要です!」という業者もいるようです。ネットにも同様の情報は散見されるため、実際に、屋根に関しては業者選びに不安を覚えている方も多いと感じています。その不安を払拭し、透明性を保つためにも、現在のやり方が重要と考えています。

    ~水周りリフォームにおいて~

    ✔︎お客様の生活における負担を最小限にしているか?

    [長]

    :水回り、特にキッチンや浴室のリフォームでは、事前のスケジュール調整がかなり肝になります。
    例えば、お風呂の交換ですと最低でも1週間はお風呂に入れないので、一つ一つの工程を丁寧にお伝えし、スケジュールのすり合わせを行っています。お客様側の生活の負担を最小限にすることが重要です。
    しかし実際、水回りのリフォームは蓋を開けてみないとわからない点が多々あります。例えば、お風呂の場合、下地が腐っているケースも少なくないので、水回りは見積もりを出しにくい面もありますね。それを踏まえ、お客様には事前に、様々なケースを想定してお話をするようにもしています。


    ~エクステリアリフォームにおいて~

    ✔︎災害などの先を見越して対策できているか?

    [長]

    :エクステリアは、販売終了になっている商品が結構あったりするため、代替品を探すのにも結構苦労します。後継商品がない場合は、例え同じメーカーの製品でもジョイントが合わない、なんてことがあります。そんな時に迅速かつ丁寧に加工ができるというのもプロの経験がなせるものだと思います。
    実は今回の台風(2019年台風15号)による被害のうち、最も相談が多かったのはエクステリアでした。波板が飛んだ、カーポートが壊れてしまった、など。これにより建材注文が殺到し、納入困難に陥る業者さんも多数いたと聞きます。しかし、弊社は提携している京都の業者さんから取り寄せることができるので、お客様にご不便をおかけすることなく済みました。このように、先を見越した対策を取れているか?という点もプロの技量だと思います。

    4.最後に:リフォームを躊躇している方へ

    [ヌ]

    :最後に、なんとなくリフォームを考えている人に「匠の一押し」をいただけますでしょうか?

    [長]

    :リフォーム屋さんに相談するのって、結構敷居が高く感じるものかと思います。

    • 「営業がしつこいんじゃないか?」
    • 「施工費用が高いんじゃないか?」
    • 「業者のいいカモにされるんじゃないか?」

    など様々な想いがめぐるかと思います。

    まずは信頼できる業者さんを見つけることが大切です。なんでも気軽に相談できるような、業者さんにめぐり合ってほしいと思います。私もお客様とのコミュニケーションは最も大事にしていますが、その結果一緒にゴルフに行くお客さんも結構いますし、家族ぐるみで温泉旅行に行った、というお客さんもいます。
    業者の側も結局は最後は「人間力」だと思うので、業者の職人としての情熱、を感じていただけたらと思います。私自身もこの仕事、とても好きでやっていますが、本当に好きかどうかは、話をすればすぐわかると思います。ですので、工務店さんと気軽にやり取りし、あまり緊張せずに相談をもちかけてみてはいかがでしょうか?ただ、闇雲に探しても時間と手間がかかりますので、ヌリカエさんのような、明確な加盟基準を設けている無料一括見積もりサービスを利用するのが、手っ取り早いと思います。





    今回は株式会社PODの長谷川佳広さんをお迎えしましたが、いかがでしたか?

    ヌリカエでは、長谷川さんのように暖かい心で仕事をされている業者さんに多くご加盟いただいております。ぜひ業者選びの手段として、ご活用いただければと思います。

    今回の記事で、あなたのリフォーム熱に火がつけば幸いです。




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    この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

    監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

    塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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