外壁塗装にかかる期間はどれくらい?画像付きで工事ステップごとに期間を解説!

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屋根や外壁の塗装工事を検討している方の中には、「工事期間がどれくらいかかるのか?」気になる方も多いのではないでしょうか?

  • 「本当に適切な工事期間はどれくらいか?」
  • 「工事期間中、生活するうえで特に不便になることは何か?その対策は?」
  • 「ご近所に迷惑がかからないか?」
  • 「手抜き工事をする業者かどうかを、事前に見極められないか?」


このようなお悩みや不安をお抱えの方のために、 今回は、 外壁塗装工事の基本的な工程と期間 についてご説明したいと思います。 事前に必要な知識をおさえ、安心して外壁塗装を迎えられるようにしましょう。

この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役 長谷川佳広

塗装経験年数29年
千葉を中心に地域に根ざした創業100年を誇る老舗の塗装店の経営をしながら自らも現場に携わる。戸建、アパート、集合住宅、工場、店舗等の外装一切を請け負い、年間施工件数は200件にのぼる




1.外壁塗装の期間は約2週間

一般的に外壁塗装工期の目安は、 30坪前後の2階建て住宅の場合7~10日前後 です。
外壁に加えて屋根塗装も行う場合には、10~14日が目安 になります。
なお、作業の内訳や日程はおおむね以下のようになります。
(※屋根と外壁の順序は現場の状況によって逆になることもあります。)


上記に休日が加算されるので、 最低でも2週間程度は見込んでおくとよいでしょう。

※補足

マンションの場合
マンションにおける外壁塗装の場合、世帯数によって工期が変わってきます。
50戸未満であれば2~3カ月ほど、50戸以上であれば3~6カ月が平均的な工期です。
マンションの外壁塗装は、大規模な修繕になるため、どんなに戸数が少なくても最低2カ月は必要ととらえておきましょう。

アパートの場合
アパートにおける外壁塗装の場合、修繕規模は戸建てとさほど変わりません。
50~60坪であれば、おおよそ2~3週間くらいが平均的な工期です。
戸建ての場合と工程はほとんど同じですが、その大きさゆえ、各工程により時間がかかります。
余裕をもって最低3週間は見込んでおくのが良いでしょう。



2.外壁塗装の工程と、作業内容毎の日数

それでは作業工程ごとにどのようなことが行われるのでしょうか? わかりやすくご説明します。

挨拶・塗装準備(期間:1日間)



外壁塗装工事には、塗料の飛散や悪臭、騒音などが原因で、近隣住民とのトラブルに発展するケースが多々あります。 そのため、ご近所さんとのトラブルを未然に防ぐためにも事前の挨拶回りは非常に重要です。 優良業者の場合、業者からも挨拶回りをしてくれることがありますが、誠意を伝えるためにも 必ずご自身でも挨拶回りをする ようにしましょう。

 話す内容
 ・工事期間
 ・工事の開始時間と終了時間
 ・休日の工事の有無
 ・どのような迷惑がかかる恐れがあるのか?

 必要に応じて粗品を渡す
 ・種類:菓子折りや日用品など
 ・予算:¥500~¥1000目安

足場設置(期間:1日間~)



外壁塗装工事を安全かつ作業効率よくスムーズに行うための足場を組みます。 また高圧洗浄中や塗装作業中に洗浄水や塗料が周囲に飛散しないよう、足場に養生シート(飛散防止ネット)を張ります。 足場設置を専門業者に依頼する場合、設置期間が1〜2日増えることもある ので注意しましょう。

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高圧洗浄(期間:1~3日間)



外壁塗装に先立ち、外壁や屋根などの古い塗膜や塗装面に付着している汚れやホコリ・こけ・藻・かびなどを高圧洗浄水で洗い落とします。 高圧洗浄は半日から1日 かけて行いますが、 洗浄後に最低でも24時間、下地の状態や気候条件によっては48時間の乾燥時間が必要 です。 また、汚れの程度や洗浄方法によっても必要な期間は異なってきます。

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下地補修(期間:1日間~)



塗装を行う前の下処理工程です。 外壁や屋根の種類、状態によって作業内容が異なりますが劣化が進んでいる場合には数日かかることもあります。 ひび割れ(クラック)や欠損がある場合には、症状に応じて適切な補修を行います。
またサイディング外壁の場合にはコーキングの打ち替えを行うので、作業に2日以上かかる場合もあります。
ただし、下地補修は塗装前段階の下準備として最も重要な工程ですので、見積時に「下地補修」工程が含まれているか、しっかり確認しておきましょう。

養生、下塗り(外壁)(期間:1日間)



玄関ドアやサッシ、給湯器など塗装しない部分に塗料が付着しないように、マスキングテープやビニールシートなどで覆って保護します。 通常は 半日程度の作業 です。 養生が終わると、いよいよ外壁塗装工事に入ります。
まずは、上塗りの密着性を高めるための下塗りを行います。 経年劣化の具合や塗装面の状態によっては塗料の吸い込みが激しいため、下塗りを2回以上行う必要がある場合もあります。 見積もりにはシーラーやフィラー、プライマーなどと記載されていることが多いです。

中塗り(外壁)(期間:1日間)

下塗り終了後、中塗りを行います。 塗料の調合や塗布量、乾燥時間など塗料メーカーの施工要領書に記載されている通りに施工を行うことが重要です。 乾燥時間を短縮すると、塗装後に不具合が発生する原因になるので、しっかりと乾燥させることが必要です。

上塗り(外壁)(期間:1日間)



中塗り塗料の乾燥時間を守り、しっかりと乾いたことを確認した上で上塗りを行います。 破風板・軒天・雨どい・雨戸・水切り・換気扇フードなどの雑部塗装もあわせて行うのが一般的です。
中には、 時間短縮のために1日のうちに中塗りと上塗りを行う業者が見受けられますが、そのような場合は要注意 です。 少ない日数のほうが人件費も浮くので利益が増えるので、業者としてはうれしいですが、完全に乾ききっていない塗料の上に重ね塗りをしても、 塗料本来の性能が発揮されず、後々不満が残る出来栄えになる可能性が高いです。

下塗り(屋根)(期間:1日間)



スレート屋根の場合には、タスペーサー(縁切り部材)を差し込みます。 鉄部はケレン(金属部分の塗装面をヤスリやサンダーで削ったり、サビを取ったりすること)してさび止めを塗り、屋根材にクラックや欠損がある場合には補修してから下塗り作業を行います。

中塗り(屋根)(期間:1日間)

外壁と同ように塗料の調合や塗布量、乾燥時間など塗料メーカーの施工要領書に記載されていることを守って中塗りを行います。 平面はローラーで、屋根材の重なり部分や細かい部分は刷毛塗りします。

上塗り(屋根)(期間:1日間)



中塗りの乾燥時間を守り、中塗り塗料がしっかり乾燥していることを確認して上塗り作業を行います

雑部塗装、点検(期間:1日間)

雑部塗装を含む一連の作業が終了したら、職人や施工会社による自主検査が行われます。
塗り残しや塗りムラを点検後、手直し工事が終了したら、足場解体前に施工会社立ち合いのもとで施主検査を行い、気になる箇所があったらその場で指摘して手直ししてもらいます。

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足場解体、整地等(期間:1日間)



手直し工事が完全に終了したことを確認後に足場、シートを解体します。 最後に建物周囲のゴミの清掃や整地などを行い、完成となります。

以上が屋根・外壁塗装工事の一連の流れになります。

たくさんの工程があることに驚かれた方も多いと思いますが、後々不具合が発生しないようにするためにはどれも大切な作業なので省略することはできません。
特に仕上がりに直接影響しないという理由で、足場や高圧洗浄、下地補修などの手間を省略すると、その後の塗装工事の品質に目に見えない部分で悪影響を及ぼします。
あまりにも短い工期の場合には、手抜き工事の可能性があるので注意が必要です。

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3.外壁塗装の日数が延びることもある?



今までご説明してきたように、屋根・外壁塗装工事の一般的な工期の目安は10~14日ですが、工程が変動する場合もあります。
工程が変動する要因には、主に以下のようなものがあります。


経年劣化が激しく補修に時間がかかる場合

面積や建物形状、施工のしやすさ、仕様(コーキングの有無等)などによって、大きく工期が異なる場合もあります。 また経年劣化が著しい場合には、下地補修や下塗りに時間や手間がかかるため、工期が長くなります。


雨や台風などで塗料が乾かない場合

屋根・外壁塗装は屋外での作業になるので、雨天の場合には作業することができません。 また塗装工事では塗装面の乾燥が重要なので、一度雨で濡れてしまうと乾燥するまで次の工程に進めません。 他に風の強い日なども塗装面にホコリが付着してしまうため、作業することができません。 このように悪天候のため工期が延びてしまうことがあります。

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乾燥に時間がかかる塗料を使用した場合

塗料の性能を十分に発揮させるためには、前の塗料を十分に乾燥させてから次の塗料を塗ることが大切です。 塗料にはそれぞれの塗料メーカーから適切な乾燥時間が定められていて、気温や湿度により異なります。 塗料により異なりますが、塗料の乾燥時間は、 23℃前後では3~6時間程度 とメーカーが定めています。 下塗り後、1日空けることを徹底している業者もあります。


冬などの日照時間が短い場合

冬は日照時間が短いため、1日の作業可能時間が夏場と比べて短くなります。 同じ工事内容、同じ条件でも、 冬は工期が1~2日長くなる ことも珍しくありません。

<各季節ごとのメリットデメリット一覧表>

メリット デメリット 備考
空気が乾燥しているので工事にはベストな時期 優良業者だと予約で埋まっていることが多い 遅くとも2カ月前(1~2月頃)から施工予約をしておくことがオススメ
梅雨 業者にとっては閑散期なので優良業者も割引していることがある 雨が多く湿度が高いので工期が長引く可能性が高い しっかりした施工管理ができる業者でなければ、施工不良になる可能性が高い
気温が高く塗料の伸びもよいため作業スピードが早い 施工中、窓を開けることができないため、猛暑日は特に息苦しく感じる 開窓不可能な工程や、開窓を推奨しない業者も。必ず事前に確認する必要がある。
空気が乾燥し、天候も穏やかなため、施工がしやすい時期 優良業者だと予約で埋まっていることが多い 遅くとも2カ月前(7~8月頃)から施工予約をしておくことがオススメ
空気が乾燥し、塗料の定着が良いため、施工しやすい時期 日照時間が短く、作業時間が短くなる。気温や積雪の影響で工期が伸びる可能性が高い 積雪地域では11月後半~3月初めは施工不可能。 余裕を持った相談が必要。

以上のことが原因で工期が変動します。 それでは工期が変動した場合に、追加費用が発生することはあるのでしょうか?
天候や季節により工期が延びても通常は追加費用が発生することはありません。

ただし既存の状態が悪い場合や特殊要因がある場合などは、後から追加費用が発生することはなくても、当初の見積もり金額は割高になります。

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4.まとめ

ここまで屋根・外壁塗装工事の工期についてご説明してきました。
以上をまとめると次のようになります。

・外壁塗装の工期の目安は、30坪前後の2階建て住宅の場合で実働7~10日間
同時に屋根塗装を行う場合は、プラス3~4日間
・塗装工事はどの工程も大切なので省略はできない
・天候や気温、湿度などの影響を受けるため、工期は多少余裕を見ておく
冬場は若干工期が長くなる傾向がある
・塗装の品質を確保するためには、無理な工期短縮は避ける
天候不順で工期が延びても追加費用は発生しない


屋根・外壁の塗装は長くても1週間程度で終わると思っている方も少なくありません。 塗装工事中は洗濯物が干せない、窓があけられない、足場がかかっていて不用心などの理由もあり、 少しでも工期の短い業者を選んでしまいがちです。

しかし、高品質な工事を行うためには、適正工期が欠かせません。
今回の記事を参考にして工期と各作業工程の内容が適切なものなのかどうかを確認し、
疑問がある場合には業者に質問してその都度疑問点を解消するようにしましょう。


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