屋根の耐用年数で選ぶべき塗料は?メンテンナンスのポイントを徹底解説!

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はじめに

屋根の塗り替えを考えている方の中には、以下のような考えをもっている人が多いのではないでしょうか。

・長持ちする塗料ほど値段が高いが、「高ければいい塗料」といえるものなのか?
・屋根は家を風雨から守る大切な役割もあるので、安くても長持ちしない塗料は避けたい
・どんな塗料を選べばよいのか、プロの目線からアドバイスを聞きたい

本記事では塗装現場に長年携わるプロに聞いた、塗料の基礎知識や屋根塗料の選び方、塗り替え時期の目安についてご紹介します。

この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役 長谷川佳広

塗装経験年数29年
千葉を中心に地域に根ざした創業100年を誇る老舗の塗装店の経営をしながら自らも現場に携わる。戸建、アパート、集合住宅、工場、店舗等の外装一切を請け負い、年間施工件数は200件にのぼる


目次




1.塗料の耐用年数とは



まず、塗料を選ぶ上で価格と共に耐用年数が非常に大切な要素といわれていますが、そもそも耐用年数とはどういう意味なのでしょうか。

屋根塗装における耐用年数とは、屋根に塗布した塗料の効果や効能が発揮されている期間のことで、塗膜が劣化する前までの期間をいいます。

しかし塗装面の状態や建物周囲の環境などによって多少の違いが生じるため、保証があるわけではないので注意が必要です。

耐用年数が10年の塗料であれば、塗料メーカーの試験環境で10年間は塗膜として必要な効果を維持することができるということです。

よって耐用年数が長いほど、次の塗り替え時期を先延ばしすることができます。

そして屋根塗料の耐用年数は、塗料の原料となる樹脂の違いによって変わります。
どんな塗料を選ぶかにより次の塗り替えが必要となる時期が変わるので、塗り替えの際には塗料の選択がとても重要になるのです。





2.塗料による耐用年数の違いと特徴



それでは塗料にはどんな種類があって、それぞれの耐用年数と特徴はどのようなものなのかをご紹介します。

・アクリル塗料     耐用年数 5~7年

発色が良く、鮮やかな色合いにできます。
乾燥が早く短期間での施工が可能なので、素人のDIYでよく使われています。
価格が安い反面紫外線に弱く、寿命が短いため、近年では屋根や外壁の塗装に使われることはほとんどありません。

・ウレタン塗料     耐用年数 7~10年

密着性に優れ防汚性や施工性が高いため一時期人気の高い塗料でしたが、より耐用年数の長いシリコン塗料との価格差が少なくなったことで、現在では使用頻度が徐々に少なくなっています。

・シリコン塗料     耐用年数 10~15年

耐水性・耐候性が高く、汚れを寄せ付けない特性を持ちます。
また透湿性にも優れているので、塗膜のはがれや建物内部の結露を防ぐ効果もあり、藻やカビの発生を防ぎます。
コストパフォーマンスが高いため、現在最も使用頻度が高い塗料です。

・光触媒        耐用年数 10~15年

太陽光で汚れを浮かせ雨で洗い流す効果があるため、メンテナンス性に優れています。
空気浄化機能があり、地球環境にやさしい塗料として注目をあびるようになりました。

・フッ素塗料      耐用年数 15~20年

密着性が高く紫外線にも強いので、色あせしにくいのがメリットです。
また防藻性、防カビ性も兼ね備えているので、塗料の中では耐用年数が最も長い部類に属します。
一方価格が高いため、戸建て住宅での使用頻度は高くありません。





3.プロが教えるオススメ塗料とは

塗料には様々な種類があることがお分かりいただけかと思います。

耐用年数で比較すると、もっとも短いアクリル塗料と耐用年数の長いフッ素塗料とでは2~3倍の差があります。

しかし耐用年数が長い塗料ほど値段が高いので、耐用年数と値段のどちらを優先すればよいのか迷ってしまいます。
それでは屋根を塗装する際には、どんな塗料を選べば良いのでしょうか?

現在屋根塗装にはシリコン塗料がもっとも多く普及していますが、それにはそれなりの理由があります。
耐用年数でいえば10年~15年程度のシリコン塗料がオススメです。

その理由は以下の通りです。

費用対効果の面で有利

塗り替えの際には足場などの仮設費用がかかるため、安価でも耐用年数が低い塗料を使用した場合には、同じ期間に何度も塗り替えが必要になり、結果として割高になってしまいます。

また耐用年数が15年以上の高価な塗料を使用しても、外壁やコーキングなどほかの部分が先に劣化してしまい、屋根の塗膜が劣化する前に足場を掛けて改修工事を行う必要性が生じるため、あまりメリットにはなりません。
屋根と他の部分が同時期に改修時期を迎えるようにすることがメンテナンス費用を削減するポイントです。

商品のラインナップが豊富

耐用年数が10~15年の塗料は、各塗料メーカーからさまざまな商品が市場に出ていて、信頼性の高い塗料が数多くあります。
一方20年以上の高耐候塗料もありますが、採用実績がまだ多くないので信頼性が高いとはいえず、推奨しにくいのが現状です。

また、先に説明したように屋根の塗料を選ぶ上では、屋根と外壁を同じタイミングで塗り替えるように計画することが重要です。
しかし屋根は外壁よりも紫外線の影響を受けやすいため、一般的には外壁よりも傷みやすくなります。
外壁と屋根に同じグレードの塗料を使っても屋根の方が先に劣化してしまうので、この点を考慮して屋根塗料にはより耐用年数が長い塗料を使用することが大切です。





4.屋根塗装の耐用年数が過ぎると起きる症状



では塗料の耐用年数が過ぎるとどのような症状が起きるのでしょうか。
塗り替えが必要かどうかはどのように判断すればよいのでしょうか。

屋根の塗り替えは適切な時期に行うことが屋根を長持ちさせる秘訣です。
そのためには定期的に点検を行い、劣化のサインを見逃さないことが重要です。
屋根の劣化のサインには次のようなものがあります。
これらの症状を見かけたら、塗り替え時期です。

・色あせ、つや引け

紫外線を浴び続けることが原因で発生する症状です。
建物の美観を損なうだけでなく、撥水性がなくなっているため屋根材に雨水が浸み込みやすくなります。

・こけや藻の発生

塗膜が劣化して防水機能が損なわれると、水分を吸収してこけや藻が目立つ様になります。
野地板と呼ばれる屋根の下地材が腐食する原因にもなるので、軽視できません。

・チョーキング

触ると白い粉の様なものが付く状態です。
すでに塗膜の寿命がきているサインです。

・撥水性の低下

屋根の塗膜の撥水性が低下すると、水分を吸収してやがてさまざまな不具合が発生する様になります。

・ひび割れ

水分を含んだ屋根材が膨張・収縮を繰り返すことで発生します。
塗膜の保護機能が低下しているサインです。
地震などの影響でひび割れが発生するケースもありますが、そのまま放置しておくと雨漏りの原因になります。

・金属部分のさびや腐食

屋根の金属製の付属部材のさびや腐食を放置しておくと、雨漏りの原因になる恐れがあります。





5.まとめ

風雨から建物を守る大切な部位である屋根を長持ちさせるためには、劣化が進む前に塗り替えなどの適切なメンテナンスを行うことが不可欠です。

そしてできるだけ費用対効果の高いメンテナンスを行うことが重要になります。
メンテナンスのポイントをまとめると、次のようになります。

・屋根の劣化のサインを見逃さない
・塗料の耐用年数とは、塗布した塗料の効果や効能が発揮されている期間のこと
・屋根塗料は、安くても耐用年数が長くても必ずしもよいとはいえない
・屋根と外壁、コーキングなど同時期に次の改修時期を迎えるように塗料の選定を行うことが重要
・屋根は外壁よりも劣化しやすいことを考慮にいれて塗料を選定する
・一般的には屋根塗料の耐用年数は10~15年のものがオススメ

屋根のメンテナンスを効率よく行うためには、悪くなって不具合が生じる前に塗り替えを行うのが基本です。

そして耐用年数とコストのバランスを考えて、長期的視野から塗料を選ぶことが何よりも大切になります。

事前にいろいろな塗料の特徴や塗り替え時期のタイミングを押さえておくことで、満足度の高い屋根塗装が実現可能になります。

屋根塗装を地元の業者と相談するには

屋根塗装の正確な金額を知るためには、「現地調査」を受ける必要があります。

そのとき重要なことが、複数社から見積もりを取得して「比較をする」こと!

・「適正価格かどうか?」
・「工事内容は適切か?」
・「要望を聞いて提案してくれているか?」

などが判断でき、失敗しない外壁塗装工事ができるのです。

工事案は、それぞれの業者で異なってきます。1社のみの見積もりでは、その工事案が自宅に最も適切なものなのか、判断ができません。

複数の業者に見積もりを取ることによって、もっとも自分の希望に沿った屋根塗装工事はどれなのか、選ぶことができるのです。

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