ジョリパットの特徴とパターンごとの費用を徹底解説!

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ジョリパットという仕上げ材をご存じでしょうか?ジョリパットは新しい製品ではありませんが、独特の温かく優しい風合いがあり、個性的でおしゃれな家や店舗の外壁をつくります。また耐久性や機能性に優れることでも定評があり、近年再び注目を集めています。

今回はジョリパットの特徴や塗装上の注意点、費用などをご紹介します。

この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役 長谷川佳広

塗装経験年数29年
千葉を中心に地域に根ざした創業100年を誇る老舗の塗装店の経営をしながら自らも現場に携わる。戸建、アパート、集合住宅、工場、店舗等の外装一切を請け負い、年間施工件数は200件にのぼる



目次


1.ジョリパットとは



ジョリパットとは、塗料に砂などを混ぜたモルタル外壁用意匠性塗材のことで、「ジョリパット」はアイカ工業の商品名です。

意匠性塗材はフランスで生まれ、日本では1975(昭和50)年にアイカ工業から発売されました。

ジョリパットは40年以上の実績があり、今日までカラーバリエーションや仕上げ・機能性・さまざまな骨材を使用した意匠開発など、改良が重ねられている信頼性の高い仕上げ塗材です。180以上のカラー、100以上のデザインから自由に選ぶことができ、意匠性に優れオリジナリティー溢れた外壁をつくり出します。粘性のある塗材のため、ローラー工法やコテ仕上げに最適ですが、水に薄めての吹き付け工法も可能です。

また外壁用だけでなく、内壁に使用するタイプや内外壁両方に使用できるタイプなどがあります。外壁用では冬季施工可能なタイプや高耐候性タイプ・コストパフォーマンスに優れたリシンタイプなどがあり、内壁用では消臭抗菌タイプ・ソフトな手触りのタイプ・磨き壁タイプ・天然土配合タイプなどがラインナップされています。

さらにジョリパットは大変パターンが豊富な上、混ぜる骨材の量や大きさによっても仕上がりが異なり、無限のデザインが広がります。

以下はジョリパットの外装用のパターンです。

・ボーダーパターン

ボーダー状の整然としたパターン。オーセンティックでありながらモダンで落ち着いた雰囲気です。

・クリフパターン

無機質でクールな質感がトラディショナルな品格や重厚感を演出します。

・スクラッチパターン

ざっくりと素朴な表情が人気。どんなテイストにもマッチするパターンです。

・ラフパターン

職人の手作業による味わい深く塗り壁ならではの表情を醸し出します。

・スプレーパターン

親しみやすく普遍性の高い吹き付け仕上げです。

・ソフトパターン

職人の手作業によるしなかやでソフト、リズミカルなパターンです。

・ローラーパターン

ローラーを用いて表現するリズミカルな連続模様や深い陰影を表現します。

・マテリアルパターン

さまざまな骨材を混ぜ、素材の風合いを漂わせた温かみのある表情にグレ―ドアップ。洗い出しなどの伝統的な左官技法も取り入れられています。

これらの外装用パターンの他に、内外装用の「ニューエイジングアート」、内装用の「ジョリパット消臭抗菌」「ジョリパットシルキーパレット」「ジョリパットイタリア―トⅡ」「ジョリパット爽土」「ジョリパットゼロ」などのパターンがあり、さらにそれぞれのパターンの中にも、多彩なカラーや模様が揃っています。





2.ジョリパットの特徴



ジョリパットは、以下のような多くの優れた機能を有しています。

・耐候性に優れる

色褪せがしにくく、耐候性に大変優れています。特に外装用の高耐候性タイプ「ジョリパットインフィニティ∞JQ-500」は、促進耐候性試験によって、30年相当が経過してもあまり変わらない色合いを保っていることが実証されています。

・ひび割れがしにくい

柔剛性(硬く柔らかい性質)や可とう性があるため下地の動きに追従し、ひび割れしにくい塗材です。

・防カビ、防藻性がありメンテナンスが簡単

ジョリパットは防藻・防カビ性能があり、メンテナンスも簡単です。普通の汚れは水をかけてブラシなどでこするだけで落ちますが、水洗いで落ちない油汚れなどは中性洗剤を使用します。

・環境に優しい塗材

ジョリパットはホルムアルデヒドの放散量が最も少ない等級のF☆☆☆☆(フォースター)を取得、健康に配慮した環境対応型塗材です。


ジョリパッドの外壁は15年~20年程度経過しても、耐久性を維持しているといわれています。しかしながら、色褪せや汚れなど美観的な問題から15年~20年程度で塗り替える人が多くなっています。
ジョリパットの独特の風合いを残したまま塗装したい場合は、改修専用タイプの「ジョリパットフレッシュ」「ジョリパットフレッシュクール」「ジョリパットフレッシュ∞」などを使用することで、ジョリパットのデザイン性を損なうことなく再塗装が可能です。





3.塗装には注意が必要



ジョリパットの施工や、既存壁がジョリパットの場合のメンテナンスや塗り替えの際は以下のようなポイントに注意が必要です。

・ジョリパットの外壁は高圧洗浄に適さない

ジョリパットの凹凸のある模様が高圧洗浄によって崩れてしまう可能性があります。また、ジョリパットの外壁は水圧の高い洗浄をかけると壁の内部まで浸透し、水分を溜め込みやすくなります。高圧洗浄使用時には水圧に注意が必要です。

・職人の高い技術が必要

ジョリパットは思いのままのデザインが可能ですが、施工には職人さんの技術力が問われます。技術力の乏しい業者さんに依頼すると、思ったイメージの外壁に仕上がらないこともあるため、依頼先を決める際はジョリパット施工実績が多く施工事例などを確認した上で依頼しましょう。

・塗料の選定に注意

既存壁がジョリパットの場合、塗り替えの際に弾性塗料などの伸縮性のある塗料を使用すると、せっかくのジョリパットの風合いをなくしてしまいます。ジョリパットの塗装にはジョリパット専用の塗料(アイカ工業の「ジョリパットフレッシュ」)の使用をオススメします。ジョリパットの塗り替えは、ほとんどがテクスチャを変えずに色を変えるというものです。




4.費用



ジョリパットの施工費用は、パターン(模様)によって塗材の使用量や手間が異なってくるため、費用にも違いがあります。以下はパターン別費用価格です。

パターン(模様) 費用
ボーダーパターン 3,800円/㎡~
クリフパターン 4,000円/㎡~
スクラッチパターン 3,800円/㎡~
ラフパターン 4,100円/㎡~
スプレーパターン 2,800円/㎡~
ソフトパターン 3,800円/㎡~
ローラーパターン 3,800円/㎡~
マテリアル 4,100円/㎡~

以上が外壁用ジョリパットのパターンになりますが、内壁用として使用される高意匠タイプの磨き壁風「ジョリパットイタリアートⅡ」は、最も安いミラノライムストーン調で5,000円/㎡~、最も高いフィレンツェトラバーチン調は16,500円/㎡~になっています。

また、奥深い質感と本格派の味わいを持つ天然土混合タイプの「ジョリパット爽土」は、最も安いもので6,000円/㎡~、最も高いものは9,700円/㎡~になります。





5.まとめ


ジョリパットは、デザイン性の高さや耐久性に優れる人気の仕上げ塗材ですが、凹凸模様のあるものは汚れやすいというデメリットがあります。

汚れ防止に有効なのが、光触媒トップコート「ジョリパットクリーンマジック」や低汚染トップコートの「ジョリパットクリーンウォッシュ」です。これらのトップコートは、光触媒作用や帯電防止作用・高親水性などによってジョリパット外壁を汚れから守り長期に渡り美観を保持します。
「ジョリパットは汚れが心配・・・」という方には、是非トップコートの使用をオススメします。

また、ジョリパットはアイカ工業の製品ですが、大手塗料メーカーでも同等の製品が出ています。日本ペイントではインディアート、エスケー化研ではベルアートなどがこれに該当し、それぞれに塗り替え塗料も豊富にラインナップされています。


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