【塗料】サングラッセはおすすめなの?ー訪問販売で勧められたらー

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新生ホームサービスの訪問販売によって、おすすめされることが多いサングラッセ塗料。
こちらの塗料に関して、「とても優れた塗料です。」といったセールスマンからのお話があった方も多いかと思います。

「実際のところサングラッセってどうなの?」
「うちはサングラッセを使ってよいのだろうか?」


こういった疑問にお答えすべく、今回はサングラッセについて解説をしていきます。

Point
  • ・サングラッセとは、耐候性のあるセラミック塗料!
  • ・フォーシーズンとの違いは珪藻土の有無だけ!
  • ・おすすめな方とそうでない方がいるので要注意!
  • ・(クラックの少ない)モルタル壁は相性〇、サイディング壁には相性△。


サングラッセ塗料についてざっくり概要!

サングラッセ塗料って大まかにどういう塗料?

新生ホームサービスによって販売されているセラミック塗料です。
新生ホームサービスでは、主に3種類のセラミック系塗料を扱っており、 その中で一番グレードの高いものから、フォーシーズン > サングラッセ > グラファインとなっております。

訪問販売を受けた方の中でも、サングラッセと一緒にフォーシーズン、グラファインを紹介されたという方が多いでしょう。

そもそもセラミック塗料ってなに?

セラミック塗料は、一般的な塗料に比べ、価格もぐっと上がります。
なぜなら、他の塗料に比べ、耐候性が高い塗料だからです。 焼き物の陶磁器をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれませんが、 セラミックは硬度が高いので、塗膜を固く外壁をより丈夫なものにしてくれます。

~セラミック塗料、ここに注意!~
セラミック塗料とは、塗料のグレードを指す言葉ではありません。
セラミックが配合されていれば、セラミック塗料と謳うことが出来てしまいます。
そのため、実際にはわずかなセラミックしか入っていないにも関わらず、「うちの塗料はセラミック塗料です。」と言って高く売りつける悪徳業者が絶えないので、安易に信じてしまうのは危険です。塗料を決めるときは、ご自身でも調べたり、第三者にアドバイスをもらった方が良いでしょう。

サングラッセ、フォーシーズン、グラファインの違い



上記で、新生ホームサービスが販売するセラミック塗料は3種類あると紹介しました。
結論から申し上げると、機能性やデザイン性は3種類とも同じです。

では一体、どのようなところが違うのでしょうか。
相違点について、以下で解説していきます。

サングラッセについて


<出典:新生ホームサービス株式会社 公式HP

特徴 ・カラーバリエーションが20色ある
・セラミック塗材で耐候性が高い
価格 6,000~11,000円/㎡
延床面積30坪の場合 140~180万円

サングラッセは3種類の中で、真ん中のグレードを持つ塗料です。
一番グレードの高いフォーシーズンとの違いは、珪藻土の有無です。
耐候性や見た目の仕上がりはフォーシーズンと変わりません。
そして、グラファインとの違いはサングラッセの方がカラーバリエーションが豊富な点です。

3種類の塗料に共通して言えることは、一般的な塗料よりも、紫外線による劣化で起きるメンテナンスを抑えることが出来ます。
なぜなら、サングラッセはセラミックの含有量が高いので太陽光を反射するので、紫外線を吸収しにくいためです。

また、天然石仕様なので、色の変化が起こりにくく、見た目も美しく、外壁を長く綺麗に保つことが出来るのです。

しかし、外壁材の種類や様々な理由によって合わない方もいるので、注意が必要でもあります。そちらについては後述で詳しく解説していきます。

フォーシーズンについて


<出典:新生ホームサービス株式会社 公式HP

特徴 ・珪藻土が配合されている
・カラーバリエーションが20色ある
・セラミック塗材で耐候性が高い
価格 7,000~12,000円/㎡
延床面積30坪の場合 160~200万円

上記で述べたように、サングラッセとの違いは、珪藻土が配合されていることです。
これは塗料では初めてのことで、珪藻土にはホルムアルデヒドを吸着・分解する機能や、優れた調湿機能があります。

外壁に使用した際の効果の実証はありませんが、湿気・有害物質・ニオイの元を吸収したり、カビやコケを防ぐ効果が期待されています。

3種類の中で一番グレードの高い塗料なので、もちろん値段も上がります。
検討されている方は、「珪藻土が必要なのか?」ということについて考えてみた方が良いでしょう。

詳しくはこちら▼

グラファインについて


<出典:新生ホームサービス株式会社 公式HP

特徴 ・カラーバリエーションが8色ある
・セラミック塗材で耐候性が高い
価格 5,000~10,000円/㎡
延床面積30坪の場合 120~160万円

グラファインは、サングラッセから更にカラーバリエーションを少なくすることで、 より安く利用出来るよう開発された塗料です。

そのため、カラーバリエーションの少なさ以外ではグラファインと全く変わりはありません。

もしサングラッセを検討されている方の中で、
「デザインに対してそこまで多くの選択肢は必要ない」
「グラファインのカラーバリエーションで気に入る色があった」

という方は、グラファインでも十分でしょう。

詳しくはこちら▼

サングラッセ塗料、おすすめな方とそうでない方

新生ホームサービスの塗料について、ざっくりと説明させていただきました。
では一体、どのような方におすすめの塗料なのでしょうか。

現状、全ての人にとって都合の良い塗料というものは存在しないのでその塗料がおすすめかそうでないかは、皆様の目的や状況によって異なります。
それをよく理解した上で、塗料を選ぶことが後悔のないリフォームに繋がるでしょう。

それでは、サングラッセ塗料が合う方、合わない方について説明していきます。

こんな方にはおすすめ

石材調のおしゃれな外壁にしたい方

自分の家の外壁に、他とは違う格式を出したいという方にとって、 サングラッセの和風・洋風を選ばないスタイリッシュなデザインは魅力的に映るでしょう。

これは一般的な塗料では出せない、質感と高級感なので、機能面だけではなく外観にもこだわりたい方にはおすすめです。

モルタル外壁で下地がしっかりしているお家の方




サングラッセと相性が良いのはクラック(ひび割れ)などが少ないモルタルの外壁です。

なぜなら、サングラッセ塗料は塗膜が固いので、下地部分も固いモルタルのような外壁だと、地震などで外壁が動いたとしても、下地と塗料が一緒に動いてくれるからです。

既存の塗料がアクリル塗料のお家の方

モルタル外壁と相性が良い理由と同じで、既存の塗料も柔らかいものより固い塗膜を持ったものの方が、サングラッセを上から塗ると更に丈夫になります。

ちなみに仕上げの塗料として十数年前に流行った、日本ペイントの『タイルラック』という商品はアクリル塗料です。
また『ボンタイル』という外壁塗装の模様にもアクリル塗料が使われていることが多かったので、これらを使っていた方は、 ちょうど流行っていた年数から見ても、塗装のタイミングとも言えるので、サングラッセを検討しても良いでしょう。

フッ素塗料も同じく塗膜が固いのですが、フッ素塗料自体の耐用年数が長いため、もし前回の塗装から10年前後しか経っていないという方は、まだ5~10年ほどは塗装の必要性は低いと考えても良いでしょう。

紫外線の多い地域や日当たりが良い家の方

サングラッセは、耐候性があるため、紫外線によって起きる色褪せや、剥がれなどの症状を抑えることが出来ます。そのため、紫外線が原因で起きる劣化症状に対するメンテナンス頻度を減らすことが出来るでしょう。ですが、劣化が起きる原因は紫外線だけではないので、一概に維持費用を減らせるというわけではありません。

ちなみにご自分の地域の紫外線の量を知りたい!という方はこちらの環境省が発行するUVの全国分布図をご覧ください。

引用:紫外線 環境保健マニュアル2015

こんな方にはおすすめできません

サイディング外壁のお家の方



モルタル外壁とは反対に、サイディング外壁の方にはあまりおすすめ出来ません。

なぜなら、サイディングは、経年劣化により、反りや浮き、目地(コーキング)のひび割れが起きやすく、その上から、サングラッセを塗ってしまうと、元から割れやすい特性のあるセラミック塗料が余計に割れやすくなってしまうためです。

既存の塗料が柔らかいお家の方

柔軟性のある塗料の上に、固い塗膜になるサングラッセを塗ることで、ひびが入りやすくなってしまいます。
地震などで外壁に動きが加わったときに、柔らかい塗料の上からサングラッセが押さえつけることで、下の塗料の柔軟性についていけなくなってしまうからです。
特に、ウレタン、シリコンは塗膜が柔らかいので避けた方が良いでしょう。

値段を何より重視する方

サングラッセは、セラミック塗料であるがゆえ、どうしても一般的な塗料よりは高価になってしまいます。
外観のおしゃれさや耐候性より、価格に見合う性能を有している塗料であるかが重要、という方であれば、サングラッセには向いていないと言えるでしょう。

湿気の多い地域にお住まいの方

実は、サングラッセはコケが生えやすいと言われています。
これは他のフォーシーズン、グラファインも同様です。

理由は、塗料を構成する分子の粒度が大きいので、塗布時に表面の凹凸の差があり、汚れや菌がつきやすくなってしまうからです。

塗料自体に、防藻・防菌・防カビ機能はありますが、多湿地域にお住まいの方は避けた方が無難でしょう。
ちなみに湿度が65%超えるとカビが生えやすい環境になります。

例えば、山沿いや海、川の近くにお住まいの方や梅雨の時期が長い地域の方は湿気が多い地域と言えるでしょう。
都道府県別でも湿気の多い地域がこちらで見れるので、気になる方は確認してみてください。

年平均相対湿度が多い都道府県ランキング
1位 島根県(77%)
2位 宮崎県(76%)
3位 青森県(75%)
引用:都道府県格付研究所「年平均相対湿度ランキング」

サングラッセ塗料の特徴

一般的な塗料より耐候性が高い

セラミックの含有量が高いため、太陽光を反射し、紫外線から受ける影響を抑える効果がある上、硬度も高いのでかなり丈夫です。
また天然石仕様なので、色の変化が起こりにくく、紫外線による劣化のメンテナンスを減らすことが出来ます。

石材調の高級感ある外観になる

天然石を細かく粉砕した仕様になるので、 ホテルのロビーやマンションのエントランスにありそうな格調ある外壁になります。

20種類のカラーバリエーションから選べる

フォーシーズンと同じ色展開で、グラファインよりバリエーションが豊富です。
スタンダードな白やグレーなどの落ち着いた印象を与えるカラーから、汚れの目立ちにくいベージュやブラウンなどもあり、 たいていの場合であれば気に入ったカラーが見つかることでしょう。

一般的な塗料より高価

サングラッセ塗料の平米単価は6,000~11,000円なので、
よく使われているシリコン塗料のおよそ2.5~4倍近くの値段がかかってしまいます。

【グレード別一般的な塗料の相場】

アクリル塗料 1,000~1,500円/㎡
ウレタン塗料 1,500~2,200円/㎡
シリコン塗料 2,500~3,500円/㎡
フッ素塗料 3,500~4,500円/㎡

いずれにしても安くはない金額なので、慎重に決めることに越したことはないでしょう。

外壁塗装の一般的な相場感を知りたい方はこちら▼

ひび割れしやすい

どうしても塗膜が固いため、クラック(ひび割れ)が起きやすいという点は避けられません。
セラミック塗料はデザイン性が高く、耐候性が高いというメリットはありますが、デメリットである、割れやすいという特徴も理解しておいた方が良いでしょう。

施工を行う業者によって仕上がりに差が出やすい

吹付け工法といって、一般的な塗料と違い、専用のスプレーガンで5回の吹付け工程を行い、 立体感を出しながら施工を行っていきます。

サングラッセは塗料に入っている素材の大きさがバラバラなため、 一般的なローラー工法だとムラが出やすくなってしまうからです。

この吹付け工法は正しい知識と技術を持っていない業者でないと、 仕上がりが均一でなくなってしまう可能性があります。 また、一度で塗る範囲も広いため、外壁以外にも塗料が飛び散ってしまう恐れもあります。

サングラッセ塗料を選ぶ上での注意点

焦って決めず、第三者の意見を聞く

外壁の塗装は決して安い買い物とは言えません。
また値段のことだけではなく、住まいに関することなので、慎重に決めることに越したことはありません。

もし、悪徳な業者や営業担当だった場合、「今日決めないと、この安さでは施工できません」と即決を促すこともあるでしょう。

しかし、そのような状況で口車に乗せられて、契約に進んでしまうのはやはりあまり宜しくありません。

塗装について詳しい第三者にアドバイスをもらう、情報を収集するなど、しっかりと時間をかけて準備をすることが、正しい判断をするコツです。

「こんなはずじゃなかった!」を防ぐには?

塗装は、住む場所に手を加える工事にも関わらず、消費者にとって実情が見えにくい部分がかなり多いため、手抜き工事をされても見抜きにくいのが現状です。

また、実際にリフォームの訪問販売はトラブルが起きやすく、国民生活センターに相談が毎日絶えません。


【訪問販売によるリフォーム工事での相談件数】
年度 2016 2017 2018 2019
相談件数 6,595 6,385 7,185 1,335(前年同期:1,247)
※2019年6月30日時点の集計結果

【実際に国民生活センターに寄せられた声】
・「近くで工事をしている。見積りだけさせてほしい」と自宅に工事業者が来て、屋根と壁の改修工事を契約したが、銀行の融資が通るかわからないので、白紙に戻したい。

・飛び込みでリフォーム業者が自宅に来て、帰ってほしいと言っても帰らず、根負けして外壁塗装と屋根工事の契約をしてしまった。クーリング・オフできないか。
※引用:訪問販売によるリフォーム工事・点検商法(国民生活センター)

「本当に正しい方法で塗装が行われているのだろうか」
「使っている塗料の個数は契約書通りだろうか」

こういった不安を取り除くためにも、以下で手抜き工事を未然に防げる方法をいくつか紹介するので、参考にしてみて下さい。

未然に手抜き工事を防ぐ方法

・営業マンとの約束事を書面に残してもらう
 営業マンが「これをやりますよ!」といったことから、当日の段取りや近所への挨拶など些細なことでも不安要素はなるべく書面に起こしましょう。
 実際に営業マンが塗装を行う訳ではないので、言った言わないの水掛け論になる前に、確認の意味でも裏付けを残せると良いです。

・工事の報告書をもらう
 証拠を残すだけではなく、事前にもらう作業内容が書かれた書類と、実際の工事の報告書に差異がないか確認することが出来ます。

・塗料の使用缶数が合っているか、開封写真と使用後の写真をもらう
 使用した塗料の量数の証拠を残してもらうことで、業者は使用量を誤魔化すことが出来なくなります。

・工程ごとの写真を撮ってもらう
 フォーシーズンは吹付け工法で5回もの吹付け工程を行わなければならないので、とても面倒な作業でもあります。 ここで手抜きをされないためにも1工程ずつ写真を撮ってもらい、きちんと5工程が行われているか確認出来ると良いでしょう。

外壁塗装は決して安くはない買い物です。
それは優良な業者であるほど、消費者の不安な気持ちをよく分かっていることでしょう。
もし、こういった要望を断る業者であれば、工事内容の一致に対して、誠実でないということが分かります。

もし既に契約してしまった場合は?

8日以内であれば、クーリングオフ制度が利用できます。

営業マンの口車に乗せられて慌てて契約してしまい、 よくよく調べてみたら、自分の家の外壁とは合わない塗料かもしれない、もう少し調べてから決めたい、 ということでしたら、書面受領日から8日の間であれば、クーリングオフ制度を利用することが出来るので、ぜひ念頭に入れておいてください。

詳しくはこちら▼

まとめ

サングラッセについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
サングラッセは、セラミック塗料のなかでも耐候性、装飾性に優れた塗料です。
しかし、その反面デメリットや合わない場合があることも理解しておかなくてはなりません。

セールスですと、どうしても商品の良いところばかりを説明してくることもあるでしょう。
そういったときこそ、塗装について詳しい第三者の意見も取り入れることが大切です。

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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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