外壁タイルのメンテナンスは洗浄が重要!~費用・方法・注意点~

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外壁タイルは初期費用は高いものの、メンテナンスが他外壁材に比べ容易で、メンテナンス費用も安価で済むと言われています。

しかし、日頃からご自身で出来るお手入れをしたり、劣化症状をきちんと判断し、業者に正しい施工をお願いすることで、外壁タイルは長持ちすることが出来ます。

外壁タイルのメンテナンスの方法や劣化症状の見分け方などについてご紹介していき、今後外壁タイルにしようか考えている方にも外壁タイルの特徴などをお伝えしてまいります!

Point
  • ・外壁タイルは日頃から汚れの洗浄をすることが大事!
  • ・5~10年に1度業者に洗浄とコーキングの補修を依頼しよう!
  • ・もし外壁タイルに浮きが発生したらすぐ業者へ相談!
  • ・外壁タイルは寒冷地なら磁器質タイル、その他の地域は陶磁器タイルがおすすめ!

目次


外壁タイルのメンテナンス方法とは?

他の外壁と比べてメンテナンスが楽とはいえ、やはり日頃からお手入れを行うことが大切です。
この章では日頃のお手入れの仕方から、メンテナンス工事の内容をご紹介していこうと思います。


自分でできる日頃のメンテナンス

汚れを洗浄する

出来れば半年に一度くらいの頻度で、薄めた中性洗剤を付けて、目立つ汚れをブラシなどでゴシゴシ水洗いしましょう。
特に鳥のフンや虫の残骸などはセルフクリーニング機能がある外壁タイルでも雨水で汚れを流すのは難しいので、日頃のお手入れが必要です。

コーキングが劣化していないか確認



タイルを張り付けたときのタイル同士の継ぎ目のすき間のことを目地といいます。
この目地を埋めるのがコーキングの役目で、触るとゴムのような感触がします。

コーキング部分にひびが入っていたり、剥離していたり、剥がれていたら、業者に補修を依頼する必要があるので、1年に1回くらい目視で確認出来ると良いでしょう。


業者によるメンテナンス

次に、業者に工事を依頼するときのメンテナンスについて解説します。

スクロールできます
施工種類 施工内容 平米単価
汚れを落とす洗浄 高圧洗浄 ¥200~300
バイオ洗浄 ¥250~300
コーキングの打ち直し ¥700~1,200

汚れを落とす洗浄

①高圧洗浄
エンジン式の高圧洗浄機を使って、水圧で汚れを落とす方法です。
表面的な汚れはきれいに落とすことができます。

単価相場は1㎡あたり200~300円程度です。
また、ご家庭の水道を使うので、水道代も別途かかります。

②バイオ洗浄
バイオ洗浄剤を使用する洗浄方法で、カビやコケを除去するだけでなく再発防止にも効果的な洗浄方法で、高圧洗浄で落ちない頑固な汚れを落としてくれます。

やり方は、まず高圧洗浄で壁面全体を濡らし、噴霧器やローラーを使用してバイオ洗浄剤を塗布し、しばらく放置してから、再度高圧洗浄で汚れを洗い流します。

工程が高圧洗浄より増えるので、単価相場は1㎡あたり250~500円程度です。

コーキングの打ち直し

外壁タイルにはコーキングが使用されているので、コーキングのメンテナンスが必須となってきます。
コーキングの補修があることが、外壁タイルがメンテナンスフリーではない理由の一つです。

コーキングの劣化に併せて10年に1度のタイミングで打ち直しするのが良いでしょう。
ちなみに、サイディングのコーキングと違って、外壁タイルのコーキングは誘発目地の役割があるので、DIYで補修するのはおすすめしません。
コーキングの打ち直しと一緒に、上記の洗浄を行うのが足場代が都度かからないのでお得です。

コーキングの打ち替えの単価相場は約700~1,200円/mです。

コーキングについてはこちら↓

業者に依頼すべき外壁タイル劣化症状

タイルのひび割れ・浮き・欠落

基本的には、外壁タイル自体に劣化が起こることが少ないのが外壁タイルの魅力です。
しかし、以下のような要因でタイルに、ひび割れ・浮き・欠落が発生してしまうことがあります。

・地震、台風などの自然災害
・施工時の職人による施工不良
・気温変化による下地の膨張・伸縮

以前は、地震や強風による揺れに外壁タイルは弱いのではないかと言われていましたが、現在は品質も上がり、正しい施工が行われた上であれば自然災害による剥離は少なくなってきました。


部分的にタイルに浮きや剥がれがある場合は、新しいタイルと張り替えて補修する必要があります。
剥がれたタイルが歩行者に当たってしまうと大変危険なので、もし浮いているタイルがあったらすぐに業者に相談しましょう。


タイル表面に付く白い汚れ


<引用:株式会社シンワ検査 公式HP

写真のように、タイルに白い汚れが付いているのを見たことありませんか。
これは、エフロレッセンスと言って、空気中の炭酸ガスが、タイルの表面の水分と結びつき、白くなってしまう現象です。

応急処置として、クエン酸を溶かした水を吹き付けて、こすることで落とすことは出来ますが、
一度発生すると再発してしまう
ので、業者に相談した方が良いでしょう。


保護塗装によって更に汚れに強くすることも可能!

保護塗装とは、タイル表面に浸透性吸水防止剤やクリア塗装を施し、外壁タイルを保護する方法です。

保護塗装を行うことで、タイルを汚れから長期に渡り保護し、新築時の美しさが甦るので、外壁タイルでも汚れるのが心配という方は検討してみて下さい。

費用相場は、3,000円/㎡程度です。


外壁タイルの3つの特徴とは?

①上質感・高級感のある外壁になる



まずは何といってもデザイン性が高いです。
実際の外壁タイルは、立体感があって、他の外壁材に比類するものはない存在感のある外壁になります。

また、和風、洋風、モダン問わず、おしゃれな外観になるので、玄関周りだけなど、一部分だけ使用する方法も人気があります。


②メンテナンス費用がお得になる

冒頭でも紹介した通り、メンテナンスフリーの印象がある外壁タイルですが、定期的なメンテナンスはやはり必要となってきます。

しかし、メンテナンス費用は10年に1度程度で、50~60万くらいで済みます。
通常の塗装だと費用相場は、80~120万円はかかってしまうので、長い目で見ると外壁タイルがお得でしょう。


③耐傷性・耐候性が高く、汚れにくい

外壁タイルは、石や土を高温で焼き固めて作られています。
そのため、とても丈夫で、天候による劣化や色褪せがしにくく、擦り傷や、掻き傷などの物理的な衝撃にも強いのです。

また、汚れが付着しにくく、雨と一緒に汚れを流れ落とすセルフクリーニング機能があることから、メンテナンスが容易なのも頷けます。


外壁タイル2つのデメリット

①初期費用が高い

メンテナンス費用が他外壁材に比べて比較的安い代わりに、初期費用が多くかかってしまいます。
もちろんタイルによりますが、一般的な窯業系サイディングの2倍はすると考えていた方が良いでしょう。
また、今後外壁のデザインを変えたくなるかもしれないと考える方にとっては向きません。

ですが、将来的にその家に長く住み続ける予定がある方にとっては、トータルコストを抑えることが出来るので、外壁タイルを検討する価値があります。


②職人に技術がないと剥離が起こる可能性がある

外壁タイルは、腕の良い職人に施工してもらえると、基本的なメンテナンスは、洗浄とコーキングの補修のみで済む場合が多いです。

もちろん自然災害などの不測の事態がきっかけで必要になるメンテナンスもありますが、施工不良で起こるタイルの浮きや剥がれの事象も多いので、業者選びは念入りに行いましょう。

業者の選び方について詳しくはこちら↓


外壁タイルおすすめの種類・工法は?

おすすめの外壁タイルの種類

気温が低い地域は磁器質タイルがおすすめ!

北海道などの冬に気温が低く、雪が多く降る北日本の地域にお住まいの方は、吸水率が1%以下の磁器質タイルがおすすめです。
なぜなら、吸水率が高いタイルを使用すると、水分を吸収したタイルの中で凍結が起こり、膨張することでひび割れなどの原因に繋がってしまうからです。

寒い地域以外なら陶磁器タイルがおすすめ!

上記の雪が多く降る寒い地域以外にお住まいの方は陶磁器タイルがおすすめです。
陶磁器タイルは、変色が少なく、管理がしやすいと言われています。

自然な風合いにしたいならせっき質タイルがおすすめ!

磁器質タイルや陶磁器タイルなどの外壁タイルは、ツルツルとした外観になることが多いですが、せっき質タイルはマットな質感で自然の温かみがある見た目になります。


おすすめの工法

「乾式工法」が一番メンテナンスが楽!

外壁タイルの工法は、「乾式工法」「湿式工法」があります。

簡単に言うと、「湿式工法」はモルタルを使ってタイルを張り付けていく方法で、職人の技術力が試されます。
そのため、職人の腕によっては、剥離、浮きなどが発生してしまう可能性があり、メンテナンスの必要が出てくるかもしれません。

一方、「乾式工法」の貼り方は接着剤で貼る「接着剤張り工法」、タイルを引っかけていく「引っかけ工法」の2種類があり、職人による仕上がりの差が出ません。

現在は耐震性が高いと言われている「引っかけ工法」が主流なので、こちらを選べばまず問題はないでしょう。


他外壁材から外壁タイルに張り替えは可能?

「違う外壁材からタイルに張り替えって出来るの?」と考える方もいるかと思います。
結論から申し上げると、外壁タイルに張り替えることは可能です。
しかし、最初からタイルにする場合より費用は余分にかかってしまうので、新築の段階でタイルの方が良いと考えていれば、最初からタイルにしていた方が良いでしょう。


サイディング→外壁タイルに張り替えの場合

元々のサイディング外壁の種類、厚み、工法などにより変わってきますが、サイディングの撤去をしなければならない場合があります。
その際は、撤去費用が廃材処分費を含めて1,500円/㎡~かかります。
撤去するかしないかは、サイディングの状態によっても変わってくるので、業者に直接聞いてみましょう。


モルタル→外壁タイルに張り替えの場合

モルタルはタイルを張り替えする前に、フィラーなどで下地を作っていく必要があります。
使う下地剤にもよりますが、1,000円/㎡~くらいの費用はかかってしまうでしょう。


人気の外壁タイルメーカー・ブランド

リクシル

水を使わず、接着剤でタイルを張り付けていく「はるかべ工法」を用いた外壁タイルを取り扱っています。
公式HPは施工事例も豊富で、イメージもつきやすいです。

sunclay

sunclayとは、オフィスビルや大型施設を手がけてきた平田タイルの自社ブランドです。
高い親水性で、セルフクリーニング効果を発揮し、遮音性や耐火性にも優れた外壁タイルを取り揃えています。

アイコットリョーワ

建材タイル生産販売量が日本一のメーカーです。
表面積が50㎠以下のタイルを組み合わせたモザイクタイルやボーダータイル、二丁掛けのレンガタイルなどを取り扱っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
外壁タイルはメンテナンスの手間が減るので、初期費用の高さは悩ましいですが、かなり魅力的な外壁材ですよね。

デザイン性も抜群ですが、写真と実物の印象はかなり違ってくると思います。
検討している方は、是非ショールームや展示会などに足を運んでみて下さい。



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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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