トラブル不可避!?外壁塗装の訪問営業の実態と対策

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戸建て住宅にお住まいの方なら、一度は「そろそろ外壁の塗装をしませんか?」と、訪問販売で営業を受けたことがあるのではないでしょうか?

「お宅の外壁は今すぐ塗り替えしないと雨水が侵入しますよ!」
「この価格は今契約したお客様限定なので、今後こんな安く塗装出来ませんよ!」

など、いきなり言われてしまうと焦ってしまいますよね。

しかし、このように煽ってくる業者は、契約を避けた方が良いでしょう。
なぜなら、急かしてくるような営業マンは、契約してくれさえすればと巧みな営業テクニックを使っている場合が多く、本当にお客様のことを考えている優良業者とは言い難いからです。

今回の記事では、訪問販売で訪れた業者を悪徳か見破る方法と、訪問販売で起こりうるトラブル、優良業者の選び方はどうしたらよいか、解説してまいります!

Point
  • ・契約を焦らせてくる塗装の営業マンは避けましょう!
  • ・塗装の訪問販売はトラブルが多いので、あまりおすすめしません。
  • ・先払いを要求する塗装業者は詐欺の可能性が高いので注意!
  • ・塗装の営業をされたら、一旦調べる時間を作ることが大切!


外壁塗装の訪問営業で起こりうるトラブル

訪問販売によるトラブルは多い

実際に、国民生活センターには訪問販売によって、契約を急かされ、不要なリフォーム工事をしてしまった等の相談が毎日寄せられています。


【訪問販売によるリフォーム工事での相談件数】
年度 2016 2017 2018 2019
相談件数 6,595 6,385 7,209 3,232(前年同期:2,864
※2019年9月30日時点の集計結果
<引用:訪問販売によるリフォーム工事・点検商法(国民生活センター)

そのまま泣き寝入りしてしまうケースもあるので、実態のトラブル件数はもっと多いでしょう。

なぜこんなにトラブルが多いの?

実は外壁塗装は、業者にとって手抜き工事や誤魔化しをしやすいのです。
なぜかというと、消費者は塗装に関して知識が乏しい場合が多いからです。
また、手抜き工事をされていたとしても、見た目にはほぼ分からず、その事実が判明するのも何年か後になるので、言い逃れしやすいためです。

【訪問販売】ヌリカエに寄せられたリアルなトラブル事情

ヌリカエでも訪問販売による相談をよくいただきます。
具体的に紹介するので、もし似たようなケースで営業を受けていたら、要注意です。

~ヌリカエで実際ご相談いただいた訪問販売のトラブル内容~

・この地域でまだ実績がなく、実績を作るために今回足場代の50万円を安くしますと言われたので契約した。しかし後から近所の方に確認したところ、なんと相場の2倍の金額だった!

・築10年なので、塗装で充分だと思っていたが、訪問業者に「張り替えだと一生外装周りの工事がいりません。」と提案を受けたので、塗装の2.5倍以上の金額だが張り替えで契約をした。しかし、契約後他の業者に話を聞くと、「今の状態であれば塗装で充分。張替えしても一生工事をしなくて良いなんてことはない。」と言われた。

・ 「セラミック系の塗料だから長持ちします」と言われ、金額は高かったが質がいいなら、と契約した。しかし、調べてみると情報がなく実態がよくつかめない塗料だった。

・訪問販売に来た業者に見積もりを依頼した。当日は私用で立ち会うことができなかったが、屋根にひびが入っていると言われた。まだ築年数も浅いためおかしいと感じていたが、その後調べてみると、施工主が不在であることを良いことに自ら屋根にひびを入れている業者だった可能性が高いことが判明した。

トラブルの元になりやすい訪問販売の営業パターン

もちろん、訪問販売でも優良な業者はいるでしょう。
しかし、かなりの確率で訪問販売はトラブルに繋がりやすいのが事実です。
飛び込みでの営業は、契約してもらうまではおろか、話を聞いてもらうまでのハードルがかなり高いため、いくつか常套手段として営業の方法がパターン化しています。

そこで、下記ではトラブルに繋がりやすい訪問営業のパターンをいくつか例を挙げていきます。

近所の工事の挨拶を装って来る

近所で工事をしているので挨拶をしに来ました、と訪問し、「無料点検しましょうか?」と提案する挨拶商法です。
このように偶然を装うと、警戒心を解きやすいので、営業マンは話を聞いてもらいやすくなります。
そこで愛想良く、無料もしくは格安で点検しますと言われると、それならちょっと点検してもらおうかな?なんて気持ちになりませんか。

時期じゃないのに塗装を勧める

外壁の塗装時期は、だいたい築10年前後のお家です。

しかし、営業マンは会社から自分の担当の地区の家には全て訪問するように言われていると、まだ塗装がすぐに必要ではないお宅にも営業をしている可能性があります。

早めに塗装をすることで、外壁に何か悪影響が出るというわけではありませんが、いま塗装が必要ではない方にもあたかも急務であるかのように、営業を行っている業者が存在しているということです。

実際の施工と営業マンの話がズレる

営業マンによっては、契約を取りたいがあまり、口から出まかせで「これをサービスします!」と言うことがあります。
しかし、その引継ぎがきちんと行われず、施工業者は「そんなサービスをするなんて聞いていない」となるケースがあります。

どうしてこのようなことが起こるかというと、施工業者は営業マンとは違う下請けの会社である可能性が高く、業務ごとに担当者が変わってしまうため、責任の擦り付け合いが起きてしまうからです。

モニター価格で実施すると言われる

「実績作りのためにモニター価格でやらせてください!」と言われたら、注意が必要です。

これは、「モニター商法」という勧誘の手口で、特別扱いしてるように見せかけることで、契約に繋げようとしています。しかし、実際には相場より価格が高いことが多いので、費用相場を知らないお年寄りなどが狙われてしまいます。

また、「近くで施工やってて、足場持ってくるだけだから足場はサービスします。」と、足場代のサービスについても言及されたら、注意が必要です。
なぜなら、足場は近所でやっていたとしても、組み立て、解体の手間は同じだからです。
最低でも10万以上は掛かってしまう足場代を無料にするのは、何か裏があると考えた方が良いでしょう。

もっと外壁塗装のトラブルについて詳しく知りたい方はこちら↓
足場代についてもっと詳しく↓

悪徳の可能性が高い塗装営業マンの5つの手法

外壁塗装の営業マンは必死

外壁や屋根などのリフォーム業者の営業マンは、契約を取るためにあの手この手を使って、時にはかなり誇張表現を使うことがあります。

なぜなら、こういった営業マンは契約数が給料にそのまま反映されることが多く、「稼げさえすれば良い」という精神で営業を行っている営業マンも存在するからです。

そのため、消費者はあらゆる営業マンの手法を知っておく必要があります。
特に以下で紹介するような営業手法があれば、悪徳業者である可能性が高いので、一緒に見ていきましょう。

悪徳業者について詳しく知りたい方はこちら↓

①契約を急かすため即決を促す

「この価格で契約出来るのは早い者勝ちです!」と言われたら損をしたくない気持ちのあまり、少し焦ってしまいませんか?
悪徳業者の営業マンは、この消費者の焦りをここぞとばかりに突き、冷静な判断が出来ないうちに契約を結んでしまおうと考えています。

「いま工事しないと危険な状態」
「割り引いた料金で実施できるのは、今日契約した方のみ」

など、即決を促すような発言があったら要注意です。

②大幅な値引きがある(金額をだんだん落としてくる)

最初に高額の価格で提示し、何段階かに分けて金額を落としながら提案を行う手法です。
これは、最初に高い価格の印象を付けることで最終的な価格にお得感を感じさせやすくする心理テクニックを使っています。

例えば、最初は高額すぎて買うつもりのなかった商品でも、営業マンが「会社に掛け合って安くさせていただきます!」と誠実そうに言ってくれると、良心的だなと感じてしまいませんか。
こういった手法は、外壁塗装以外の場面でもよく使われているので悪の手法というわけではありませんが、最初の価格で契約してしまう消費者もいるので、優良業者はわざわざこのような手法を使わないでしょう。

③オリジナル塗料を勧めてくる

オリジナル塗料を勧められたら、費用が高くても安くても気を付けなければなりません。
どちらの場合でも、その理由には裏がある可能性が非常に高いからです。

まず、塗料は開発するのに多くの年月と費用がかかるため、大手以外の会社が独自に開発をするのはかなり大変です。
それをオリジナル塗料だからといって安価で売れるはずがありません。

実態は他社製品のラベルを変えただけのものを高性能であるかのように高価で売っていたり、かなり安価で粗悪な塗料を使うことで相場より安く出来ると言ったり、消費者側に分かりにくいからこそ、ごまかしがいくらでも効いてしまいます。

~複数の手法を使う営業マンには気を付けよう~

オリジナル塗料を勧める業者は、一つではなく複数の手法を使ってくることがあります。

よくある具体的な提案の流れを解説します。
①一般的な塗料のグレード順にアクリル→ウレタン→シリコン→フッ素と紹介していきます。
②それぞれの塗料のメリットやデメリットを説明します。
③そこで、上記のグレードの塗料のデメリットをカバーした自社のオリジナル塗料の提案をします。
④「今ならキャンペーンで250万円→150万円でやらせていただきます!」と大幅な値下げを提案する。

最初に、グレード別の塗料のデメリットを説明され、そのデメリットを補うような塗料が出てくると、人間の心理として後から出てきた塗料がとても魅力的に見えてしまいます。

こういった流れで提案された場合、テクニックを使った営業トークであることを理解しておきましょう。

⑤見積もりが詳細ではない

見積もりや契約書の内訳が雑な場合は、要注意です。
何にどのくらいの費用がかかっているのか不明瞭なので、業者はいくらでも責任逃れが出来てしまうからです。
具体的には、工事内容が「一式」で済まされていたり、単価や作業面積の記載がない、保証期間の記載がない見積書は良くありません。

また、見積もりを出すための点検の時間も10分程度で終わらせていたら、きちんと見ているとはあまり言えないでしょう。
だいたい60~90分は点検に時間がかかると考えておいた方が良いです。

見積もりの詳しい見方はこちら↓

外壁塗装で優良業者を見極める方法


外壁塗装を成功させるためには、上記で紹介した悪徳業者の手法を使った業者を避けることが大切です。
以下では、逆に優良業者を見極める方法を紹介していきます。
これは訪問販売を行う業者だけに限らないので、参考にしてみてください。

契約を焦らず待ってくれる

本当に消費者のことを考えている良心的な業者なら、後悔のない工事になるように、と考えているはずです。
そのため、不安な気持ちを理解して、検討する時間を与えてくれる業者は良心的であると言えます。

きちんとした見積もりを出してくれる

優良業者は価格や見積もりに対して、明確で分かりやすいです。
なぜなら、どこを突っ込まれても後ろめたくないからです。
では、良い見積書を見極めるため、最低限見るべきポイントを紹介します。

良い見積書のポイント

以下のように、見積もり書が詳細になっていると良い例です。


①工事の内容・内訳が書いてある
→実際の塗装工事は細かく作業段階があります。それを「一式」や「外壁塗装」などの一言で、まとめて記載している見積もりには注意しましょう。

②作業範囲の単位が書かれているか
→きちんとどのくらいの数量に施工をしたのか書いてあるのが正しい見積書です。

③単価が書いてあるか
→上記の作業範囲と単位がきちんと明記されていることで、正しい費用を計算することが出来ます。

④保証内容が書いてあるか
→保証がある業者は腕に自信があるということでもあるので、きちんとアフターケアを保証していると尚良いです。

デメリットも話してくれる

外壁塗装は工事工法や塗料など、何を選ぶかで費用が大幅に変わることがあります。
特に、塗料はピンからキリまであり、外壁材やその家の状況によって選択が大きく変わってしまいます。
高い塗料だからといって、そのお客さんには合わない場合があり、そういったデメリットも含め、きちんと説明してくれる業者は優良であることが多いでしょう。

優良業者についてもっと詳しく↓

施工業者が資格を持っている

実は、塗装業は資格の有無が必須ではないので無くても開業できてしまいます。
だからこそ、資格の有無で判断するのも一つの手でしょう。

具体的には、「塗装工事業許可」「一級塗装技能士」を持っているのが理想です。
必ずしも営業マンが資格を持っている必要はありませんが、実際の施工を行う業者の社長や現場の監督責任者は持っていた方が好ましいです。

もっと詳しく↓

塗装の悪徳業者に騙されないためには?

営業を受けたらまず時間を置く

営業マンは、即決を促すような手法を使うと上記で説明してきました。
裏を返すと、即決で決めてもらわないとまずい事情があるからです。

そこで、提案を受けてから一度日にちを置き、本当の費用相場や勧められたオリジナル塗料について調べることが大切です。

もし契約してしまったら?

書面受領日から8日の間であれば、無条件でクーリングオフ制度を利用できます。
もし、契約してしまったとしても、調べたり、第三者に意見を聞く、複数業者と比較することで「怪しい」と感じたらすぐクーリングオフしましょう。

詳しくはこちら↓

まとめ

いきなり訪問されて、あれこれと巧みな営業トークを使われてしまうと、びっくりしてしまいますよね。

劣化状況について指摘されたら、自分でも外壁の状況をチェックしてみる。
特別価格は今だけと急かされたら、自分でも費用相場を調べてみる。

など、一旦冷静になることが大切です。

ヌリカエでは、外壁について常時どのようなご相談でも承っております。
些細な疑問でも、お気軽にご利用ください。



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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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