建物診断で業者に依頼すべき!スレート屋根の3つの修理方法

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「スレート屋根はどれくらいの頻度で点検および修理する必要があるのだろうか?」
「スレート屋根の修理は素人でもできる?」

昨今、多くの住宅の屋根にスレート屋根が用いられています。スタイリッシュで美しいスレート屋根ですが、実は瓦よりも耐久性が低いという弱点を持っています。このようなスレート屋根はどのタイミングで、どのように修理する必要があるのでしょうか。

今回の記事では、スレート屋根について

・耐用年数
・修理の方法
・業者に依頼すべきか否か
・業者に依頼した場合の費用相場
・建物診断のすすめ

を解説していきます。結論から述べると素人がスレート屋根を修理するのは非常に難しいため、建物診断を利用する形で業者に依頼すべきです。

なぜならば星の数ほどある修理業者の中から、あなたに合うものを見つけ出すのは非常に難しいためです。

その点建物診断を介するならば、一度の調査立ち合いで複数の優良業者から相見積もりをとることができます。

この記事では最終的にあなたが建物診断を利用して屋根の修理を依頼をすることができるように、前半でスレート屋根の耐用年数と3つの修理方法について解説し、後半で修理を業者に依頼すべき理由と建物診断を利用した依頼方法を紹介します。

普段は目に見えませんが、屋根はあなたの住宅を守るものなので適切にメンテナンスおよび修理をしていきましょう。





1. スレート屋根の耐用年数

はじめにスレート屋根の耐用年数をみていきます。冒頭で述べたとおりスレート屋根の耐用年数は決して長くありません。以下はスレート屋根の大手であるケイミュー株式会社が、「カラーベスト」という代表的な商品についてのメンテナンス情報として公開しているものです。

出展:ケイミュー

このようにスレート屋根は塗り替えや部分補修が築10年の時点から必要となり、それ以降は10年ごとに取替え等の大規模な補修も視野に入れた上でメンテナンスをしていく必要があるのです。瓦の耐用年数が60年と言われていることと比較すると、スレート屋根は決して寿命の長い屋根材ではないのです。

スレート屋根はスタイリッシュで今風であり、かつ施工が簡単である反面、耐久性に欠けるというデメリットがあるのです。長年瓦屋根の自宅に住んでいた人は屋根のメンテナンスという概念自体を持ち合わせていないこともあります。そのためついついスレート屋根を放置して、劣化させてしまうのです。

そして屋根が劣化すると、本来は内部にしみ込まないはずの雨水が住宅内部に侵入する恐れが出ます。それが水漏れや内部腐食に繋がるのです。屋根は文字通り住宅を守るものであるため、しっかりとメンテナンスをしていきましょう。

2. スレート屋根の3つの修理方法

このように定期的なメンテナンスおよび修理が必要なスレート屋根ですが、具体的な修理方法としては以下の3つがあります。

・塗り替え
・カバー工法
・葺き替え

以下ではそれぞれについて詳しく説明していきます。

2.1. 塗り替え

塗り替えはスレート屋根の最も基本的なメンテナンス方法となります。屋根には塗装によって防水性や耐熱性を持たせているため、塗り替えを行うことでそれらの機能を高めることができるのです。つまり塗り替えを行うことで、スレート屋根そのものの寿命を長くすることができます。

逆に塗り替えをさぼっていると、スレート屋根の寿命はどんどん短くなっていくということでもあります。屋根は普段なかなか状態をチェックすることができないものです。そのため気づいた時には塗装がほとんど剥げてしまっているということも少なくありません。

また塗り替えを疎かにすることで屋根の状態が悪化していくと、どこかの時点で塗り替えでは問題の解決が難しくなる局面を迎えます。そうすると、後述するカバー工法・葺き替えといった大掛かりな作業が必要になり、コストがかかるのです。屋根を長持ちさせる意味でも、塗り替えは10年に一度は行うべきです。

2.2. カバー工法

カバー工法は重ね葺きとも呼ばれるもので、現在の屋根の上に新しいスレート屋根を作り覆っていくものです。具体例については以下の画像を見てください。

現在の屋根を撤去する必要がないため、後述する葺き替えよりも費用をおさえることができます。ただし、いわば屋根が二重の状態となるため住宅の基礎にかかる負担は大きくなります。

また現在の屋根の痛みが激しい場合は、新しい屋根で覆うことができず葺き替えが必要となります。これらのことからカバー工法については、必ずしも葺き替えの代わりになるものではないと理解しておく必要があります。劣化の激しい屋根は葺き替えによる形でしか蘇らせることはできないのです。

2.3. 葺き替え

葺き替えは現在の屋根を撤去し、新しく屋根を作る方法です。屋根を丸ごと新品に交換するという理解で問題ありません。具体例は以下の画像を参考にしてください。

葺き替えのメリットは、カバー工法のように屋根を二重にする必要がなく地震への耐性が高まる点です。また屋根を丸ごと新しくすることから、住宅自体も長持ちすることに繋がります。一方でデメリットとしてはコストがかかる点が挙げられます。

屋根の葺き替えはいわば屋根修理の最終手段ですが、中途半端にカバー工法をするよりは葺き替えを選択すべき場合があるということを頭に入れておいてください。ちなみに葺き替えはほとんどの場合、住宅で暮らしながら行うことができるため修理中に別の住宅を用意する必要はありません。

3. 屋根修理は業者に依頼すべき

ここまで屋根の修理方法をみてきました。前述した3つの方法の中で唯一素人でもできそうに思えるのが塗り替えですが、これは間違いです。スレート屋根の塗り替えであっても業者に依頼すべきなのです。理由は以下の2つです。

・高所作業となり死亡の危険があるため
・屋根の構造を知らずに塗装すると、かえって機能を害する恐れがあるため

はじめに、塗り替えであっても屋根の上で行う必要があるため、必ず高所作業となります。仮に1階建ての住宅であっても、屋根の上は地上4~5メートルの高さにあるのです。そこから無防備な姿で落下すると、死の危険があります。

素人は塗り替え作業にそもそも慣れていないため、事故の恐れが非常に高くなるのです。プロであっても時には屋根から落下することがあるので、素人が塗り替えを行うのはあまりに危険です。
次に現代住宅のスレート屋根は、簡単な一枚板で構成されているものではなく、雨漏りをさせないために複雑な構造を持っています。そのため塗り替え一つをするにしても、正しい工程を踏む必要があるのです。

つまり素人が中途半端な知識で塗り替えをすると、かえって屋根の寿命を縮め、住宅に被害が起こるリスクが高まるのです。これらのことから屋根の修理は全て業者に依頼するのが適切です。もちろんコストはかかりますが、命および住宅の安全を考えた場合、それは決して高いものではありません。

4. 業者に依頼した場合の費用相場

ここでは屋根の修理を業者に任せる前提で費用と業者の選び方をみていきます。

4.1. 費用相場

はじめに屋根の修理を業者に任せた場合の費用相場をみていきましょう。先ほど紹介した塗り替え、カバー工法、葺き替えの3つについて以下の表にまとめました。



例えば屋根の面積が約165㎡(約50坪)である場合は、

・塗り替え…330,000円~825,000円
・カバー工法…1,650,000円~2,475,000円
・葺き替え…1,980,000円~3,300,000円

かかることとなります。またこれらに加えて足場の設置代金として30万円前後が別途必要となります。このように屋根の修理はコストの面でも非常に大きなものなのです。もちろん屋根の面積によって具体的な金額は異なりますが、葺き替えをする場合は少なくとも200万円程度は覚悟しておく必要があります。

4.2. 業者の選び方

前述した屋根の修理費用について、はじめて相場を知ったという場合もあるでしょう。こういった一般人の無知は悪徳業者につけこまれる理由となります。つまりあなたが費用相場を知らないことを利用して、相場の数倍の価格で屋根修理をしようと目論む業者が実際に存在しているのです。

何も知らないまま屋根の修理を依頼したところ、塗り替えのみで300万円を請求されたという事例も珍しくありません。こういった悪徳業者を回避するためには相見積もりをとるのが効果的です。

相見積もりとは、複数の業者から見積もりをとることを指します。そのため一つの悪徳業者が過度に高い料金を請求してきても、他の業者の見積もり金額との比較で見抜くことができるのです。相見積もりをとるデメリットとしては、複数の業者による屋根の調査を受けなければならないという点です。つまり手間がかかるのです。

しかしこのデメリットを回避して相見積もりをとる手法が存在します。それが以下で紹介する「建物診断」を利用するものです。

5. 建物診断

建物診断とは、専門の診断士にあなたの住宅をチェックしてもらい、屋根の修理をはじめとしたあなたが求める作業について複数の業者から見積もりを出してもらうものです。建物の調査は診断士によるもの一度で済むため、格段にあなたの手間を省くことができます。

また診断士と提携しているのは評判の良い優良業者である点も嬉しいポイントです。つまりはじめから悪徳業者を選択する恐れを小さくした上で手軽に相見積もりをとることができるのです。さらに診断士にはスレート屋根について塗り替えで対応すべきか、葺き替えまで考慮すべきかといった相談をすることもできます。

このように建物診断は、屋根について専門知識を持たないあなたがベストな選択をする上で大いに役に立つサービスなのです。紹介された業者と必ずしも契約する必要はないため、メンテナンスの意味を込めてあなたの自宅の状態を知るためにも利用することができます。その上で屋根をはじめとした住宅の各部位について修理計画を立てておくと、最終的な支出を小さくすることも可能です。

6. まとめ

今回はスレート屋根の修理について解説しました。スレート屋根は瓦と比べると施工が簡単なものですが、そうであっても素人が修理をするのは難しくなっています。そのため10年に一度の塗り替え、20年~25年に一度のカバー工法・葺き替えは専門業者に依頼すべきでしょう。

以下は今回の記事のポイントです。

・スレート屋根の修理は高所作業であり、専門知識が必要
・メンテンナンスには塗り替え、修繕および交換にはカバー工法・葺き替えを利用する
・建物診断をして手間なく優良業者から相見積もりをとろう

屋根は住宅を守る重要な役目を負っています。そのため定期的なメンテナンスと修理をすることは、そのまま住宅の寿命を延ばすことにつながるのです。あなたも自宅の状態を正確に把握し、その上で効率よく修理を進めていきましょう。

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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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