塗装を長持ちさせる!アルミサッシの塗装は7つの工程を丁寧に

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「アルミサッシに傷や錆がある…塗装で修繕することができるのだろうか?」
「アルミサッシの塗装を専門業者に任せるべき?それとも自分でできる?」

新築時こそ美しいアルミサッシですが、時間経過と共に傷や錆が発生します。そういった際、アルミサッシを丸ごと取り換えてしまうのも一つの手段ではありますが、やはり費用が気になるところです。その点塗装であれば、取り換えほどの費用をかけずにアルミサッシを美しく修繕することができます。

今回の記事では、アルミサッシの塗装について、

・アルミサッシ塗装のための前提知識
・業者に任せるべきか、自ら塗装すべきか
・塗装に必要なもの
・塗装の手順

を紹介します。アルミサッシの塗装については馴染みがないかもしれませんが、適切な手順をふむことで素人であっても塗装をすることができます。また色のある塗料を使うことで、アルミサッシを含めた内装の雰囲気をがらりと変えることもできます。

この記事を読み、アルミサッシの塗装についてのイメージを掴んでください。

※「他の部位の塗装基礎知識について知りたい」という方は下記記事がオススメです。
部位ごとの名称と特徴をカンタン理解!住宅を塗装するための基礎知識


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1. アルミサッシ塗装のための前提知識

はじめにアルミサッシの塗装について前提となる2つの知識を紹介します。

1.1. アルミサッシは塗装しにくい

従来、アルミサッシは素人には塗装できないものと考えられていました。この理由は、アルミという金属の性質にあります。一般的に木材および鉄以外には塗料が付着しにくいのです。

そのため従来の塗料では塗った端から剥がれてしまうことも少なくありませんでした。このため、アルミサッシは塗装できないと考えられていたのです。しかし技術の発展により、現代ではアルミサッシに塗装することのできる塗料が開発されています。つまりアルミサッシを塗装する際は専用の塗料を選ぶ必要があるのです。

このように現代でこそ塗装できるようになったアルミサッシですが、木材や鉄材と比較して塗装が長持ちしない点は変わりがありません。そのため、自ら塗装を行う場合は長持ちしないリスクも踏まえた上で行ってください。

1.2. 場合よっては塗装よりも交換がオススメ

上述したとおり、アルミサッシは塗装が難しい素材となっています。そのため傷や錆が激しい場合は、塗装で完全に修繕することは難しくなります。このようなときは塗装でごまかすよりも、アルミサッシを交換してしまった方が結果として費用が安く済むこともあるのです。

特に屋外に面するアルミサッシは風雨により大きく劣化している恐れがあります。アルミサッシを塗装するか、交換するかについては屋内の部分のみならず屋外に面した部分の状態もふまえた上で決定してください。

2. アルミサッシ塗装を業者に任せるべきか否か

ここまで説明したように、アルミサッシの塗装は必ずしも簡単ではなく、また塗料が長持ちしない恐れもあります。そしてこれはアルミという金属の性質によるところが大きいため、塗装専門業者であってもアルミサッシの塗装を完璧にこなし、かつ長持ちさせるのは難しいのです。

こういった点をふまえると、アルミサッシの塗装はまずあなた自ら行うのがオススメです。そして塗装では修繕できないほど劣化した場合のみ、業者に依頼してアルミサッシを丸ごと取り換えてもらうのです。

ちなみに、業者に依頼した場合の費用相場は以下のとおりとなります。



業者に塗装を依頼するだけで、アルミサッシ1つにつき3~6万円の費用が発生するのです。それにもかかわらずアルミという金属の性質から塗装が長持ちしない恐れすらあるのです。このような理由から、まずは自分で塗装してみて、それでも修繕できない場合は思い切って丸ごと交換しましょう。

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3. アルミサッシの塗装準備

ここからはアルミサッシの塗装の準備に入っていきます。前述したとおり、アルミサッシの塗装は難しく、また上手くできたとしても、金属の性質から塗装が長持ちしない恐れがあります。しかし、そうであっても一つひとつの作業を丁寧にこなすことで、仕上がりが綺麗になるのみならず耐久性も高めることができます。

必要な道具をしっかりと揃え、その上で丁寧に塗装作業を行いましょう。アルミサッシの塗装に必要な道具は以下のとおりです。それぞれの道具の役割を把握してください。



以下では「下塗り用塗料」と「仕上げ塗料」について解説します。どちらもアルミサッシ塗装ならではの特殊なものであるため、違う製品を購入しないよう注意が必要です。

3.1. 下塗り塗料

何度も繰り返しているとおり、アルミサッシは塗料が付着しにくい性質を持っています。そのためアルミサッシに直接塗料を塗らず、下塗り塗料を挟むことで付着しにくさを補っていく必要があるのです。しかし下塗り塗料が必要か否かは次に解説する「仕上げ塗料」との関係で異なる場合があります。

そのため下塗り塗料は実際に使用する仕上げ塗料に合わせて購入してください。スプレータイプのものもあるため、手軽に下塗り塗料を利用したい場合にはオススメです。

3.2. 仕上げ塗料

上記の表では塗料の種類に以下の2つがあることを示しました。

・スプレータイプ
・水性塗料タイプ

スプレータイプは吹き付けて使うため、塗りやすいところに大きな特徴があります。しかしスプレーの噴射力が強いため、周囲の環境には配慮が必要となります。特に小さな子供がいるような場合は、噴射した塗料がかからないように注意してください。

水性塗料は塗装を美しく仕上げたい場合に向きます。使用する場合は必要に応じて水で薄めて使っていきましょう。ちなみにアルミサッシ用の塗料には油性のものもありますが、匂いが強く、薄めるために専用の液体が必要になるため素人には扱いが難しいのが実状です。

4. アルミサッシの塗装の手順

ここからは塗装の手順をみていきます。アルミサッシの塗装は簡単ではありませんが、各工程を丁寧にこなすことで美しく仕上げることができ、また塗装の持ちを良くすることができます。細かい点まで含めてチェックしていきましょう。

はじめに塗装の手順は以下のとおりとなります。



以下ではそれぞれの工程について細かくみていきます。

4.1. 手順1:外壁や周辺部分のマスキング

はじめに塗料を付着させたくない部分をマスキングしていきます。前述したとおり細かな部分はマスキングテープを利用し、広い部分はマスカーを利用するのがオススメです。また仕上げ塗料としてスプレーを使用する場合は、広い範囲をマスキングしておく必要があります。

さらに窓の鍵などについては、塗料が入り込むことで動作に問題が生じる恐れもあるため、丸ごとマスキングしてしまいましょう。マスキングは仕上げを美しくするために非常に重要な工程です。大雑把に済ませず、カッターを利用して細かく覆いを付けていってください。

4.2. 手順2:汚れや錆を落とす

マスキングが済んだら、サンドペーパーを利用してアルミサッシに付着した汚れや錆を落としていきます。この際、アルミサッシの表面を強くこすることはしないでください。あくまで汚れと錆のみを落とすように削っていくのです。

こちらも細かな作業となりますので、サンドペーパーを折りたたみ、先端を利用して少しずつ削っていく必要があります。また目が粗いペーパーと目の細かいペーパーの2つを用意することで、臨機応変に作業を進めることができます。

4.3. 手順3:塗料を撹拌する

アルミサッシをサンドペーパーで綺麗にした後は、塗料の撹拌作業に入ります。塗料には様々な成分が含まれているため、時間の経過により成分の沈殿が起こるためです。具体的な方法としては、塗料を開封する前に上下に振っておきます。

アルミサッシの塗装には「下塗り塗料」「仕上げ塗料」「コーティング剤」の三種類を使用しますが、いずれに対しても説明書きを読んだ上で撹拌作業を行ってください。そうすることで塗りムラを防ぐことができます。

4.4. 手順4:下塗り塗料を塗る

塗装の工程では、はじめに下塗り塗料を塗っていきます。こちらは前述したとおり、アルミサッシと仕上げ塗料の密着性を高めるために塗るものです。そのため下塗りだからと大雑把に塗らず、小さな刷毛を使って細部にいたるまで丁寧に塗る必要があります。

大雑把に塗ってしまうと、アルミサッシの一部のみ塗料がどんどん剥がれていき、せっかくの塗装が台無しとなってしまうためです。下塗り塗装はおよそ1時間程度で乾くものが多いため、塗装後は乾燥をまって仕上げ塗料を塗る工程にうつります。

4.5. 手順5:仕上げ塗料を塗る(三度塗りが基本)

下塗り塗料が乾燥したら、仕上げ塗装を塗っていきます。この際は、スプレーを使う場合であっても、水性塗料を使う場合であっても基本は三度塗りとなります。そのため1回の塗装でムラなく厚塗りする必要はありません。

むしろ1回の塗装は薄くして、それを三度繰り返すことで仕上がりが美しくなります。こちらも小さな刷毛を利用して細部にいたるまで丁寧に塗っていきます。また1度目、2度目、3度目と塗る前に前の塗装をしっかりと乾燥させましょう。

4.6. 手順6:コーティング剤を塗る

仕上げ塗料の三度塗りを終えた後は、コーティング剤を塗っていきます。こちらも小さな刷毛で細部にいたるまで丁寧に塗ることで塗装が長持ちします。またコーティング剤を塗り終えた時点でマスキングテープをすべて剥がしてください。コーティング剤が乾燥してからマスキングテープを剥がすと、必要な部分の塗装も剥がれてしまう恐れがあるためです。

4.7. 手順7:乾かして完成

最後にコーティング剤が完全に乾燥するのを待ち、完成となります。

5. まとめ

今回はアルミサッシの塗装について解説しました。アルミという金属の性質上、塗料が長持ちしないものではありますが、丁寧な作業を心がけることで可能な限り塗装が長持ちするように心がけましょう。

以下は今回の記事のポイントです。

・塗装は下塗り、仕上げ、コーティングの三段階で行う
・綺麗な出来を目指すならば仕上げ塗料には水性塗料を選ぶ
・アルミサッシの劣化が激しい場合は業者に依頼して交換するのがオススメ

アルミサッシの塗装は難しいですが、色を変えることで内装の雰囲気を大きく変えることもできます。失敗したら交換しよう…といった気持ちをもちつつ、挑戦してみてください。

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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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