外壁のひび割れ用コーキング剤のおすすめは?作業手順や用具も解説

  • 【更新日】2022-05-02
ひび割れコーキングの手順と道具

コンクリートやモルタル外壁のひび割れを自分で直すため、コーキング剤のおすすめ製品や方法をお探しではありませんか?

本記事では、

  • 初心者におすすめのコーキング剤
  • 外壁のコーキング手順の図解
  • コーキング作業にあたっての注意点

などを基本から解説していますので、ぜひ参考になさってください!

ひび割れを起こしやすい「モルタル外壁」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「モルタル外壁の補修方法とは?劣化症状やメンテナンス周期も解説」

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外壁のひび割れにおすすめのコーキング剤は?

外壁補修を初めて自分で行う人でも扱いやすいコーキング剤を2製品ご紹介します。
どちらもDIY用のコーキング剤として人気・実績がある、初心者でも安心の商品です。

低価格で扱いやすい「変成シリコーンシール」

セメダイン「編成シリコーンシール」

製品名 セメダイン「変成シリコーンシール
価格 666円(333ml)
色数 2色(ベージュ、ホワイト)

屋外部分のコーキングに使われる定番商品です。
有名なセメダイン社が製造している、価格も安く、初心者でも問題なく扱える優良製品です。

乾燥後に塗料がのるので、コーキングの上から外壁と同じ色で塗装し目立たなくすることもできます。

外壁以外にも使える「変成シリコンコーク」

コニシ「変成シリコンコーク」

製品名 コニシ「変成シリコンコーク
価格 1,175円~(333ml)
色数 12色(グレー、ベージュ、ホワイト、クリヤー他)

モルタルやコンクリート外壁だけでなく、浴室や洗面所、板金分、パイプなどの補修も可能なコーキング剤です。
外壁以外にもひび割れが気になる箇所がある方は、この製品を選べば同時に直すことができるのでおすすめです。

なお、本製品1本で12~13mぶんの分量があります。

コーキング剤の選びのコツ

外壁のコーキング作業がはじめての人は、以下のことを踏まえてコーキング剤を選ぶのがおすすめです。

初心者向けのコーキング剤

  • 注ぎ口の先端が尖っているものが使いやすい
  • シリコン樹脂のもの
  • 広範囲の補修は「カートリッジ型」+「コーキングガン」が早い

コーキングは、DIYよりも業者に頼んだ方がオトクかも

「できるだけ修理費用を安くしたいから、DIYで修理したい!」
このように考える方も多いかもしれません。

しかし実際には、DIYよりも業者に依頼するほうがお得なケースがほとんどです。
コーキングをDIYで行うとなると専門の道具を揃える費用がかかりますし、時間と手間もかかります。

その上、業者に依頼した場合よりも持ちが悪く、短期間に何度もDIYが必要になる可能性も。
それなら、はじめから専門業者に依頼したほうが、時間もお金もオトクですよね。

一括見積もりサービスのヌリカエなら、全国2500社以上の加盟店の中から、リーズナブルな優良業者に絞ってご紹介することができます。
問い合わせをしたら必ずどこかに工事を頼まないといけない、ということもありません!
ご利用は完全無料なので、DIYでコーキングをする前に、まずは業者の見積もりを見てみませんか?

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【図解】外壁のひび割れをコーキングする手順

外壁にできたひび割れは「シール工法」でコーキングするのが一般的です。
以下に手順を解説しますが、先に作業に必要な道具をチェックしておきましょう。

コーキングに最低限必要な道具

紹介している手順で用いる道具は「コーキング剤」「コーキングガン」「ワイヤーブラシ」「ヘラ」の4つです。
すべて買い揃えた場合は約2,000~4,300円ほどの費用がかかります。

※道具名をクリックすると、安価なおすすめ品のAmazonの購入ページにジャンプします。

道具 価格 用途
コーキング剤 660~1,200円 びひ割れに充填する液剤です。おすすめ製品を2つ前章で紹介
コーキングガン 600~1,200円 コーキング材を容器から押し出すために必要です
ワイヤーブラシ 500~1,000円 ひび割れ周辺の汚れを落とし、コーキングの接着をよくくします
ヘラ 200~900円 コーキングをひび割れの奥まで届かせるため、表面をならすのに使います

シール工法でひび割れを補修する手順

道具が揃ったら、以下の方法でひび割れ箇所をコーキングしていきましょう。

1.ひび割れ部分の清掃

ひび割れを中心に、外壁を幅5cm程度をワイヤーブラシ等で磨き、埃や汚れを取り除きます。

2.コーキング材の刷り込み

コーキング材の注入作業の様子
「可とう性エポキシ樹脂」または「カチオン系ポリマーセメントフィラー」を、ひび割れ部に刷り込みます。
コーキングガンという道具があると、ヘラや刷毛で刷り込むよりもひび割れの奥深くに注入でき、効果が高まります。

3.コーキング材の押し込み

コーキング材の押し込み作業の様子

コーキング材がよりひび割れの内部まで届くよう、ヘラやウエス(雑巾)を使って塗った跡をなぞり、コーキング材を押し込みます。
コーキング後の壁面を平滑にする効果もあります。

コーキング注入工法の完了状態

作業後の外壁面は、このような感じです。

4.外壁表面の塗装

補修部分が白く目立つのが気になる場合、外壁と同じ色で塗装してもOKです。

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外壁のひび割れをコーキングするときの7つの注意点

少しのひび割れなら、外壁コーキングを自力で実施するのも可能です。

また、作業に慣れてくるならば、広域のひび割れもDIYでコーキングすることが可能です。外壁コーキングをDIYで実施する場合には、次の7つのポイントに注意してください。

1.アクリル樹脂系のコーキング剤は使用しない

アクリル樹脂系のコーキング剤は、耐久性が劣るため、外壁の修繕には不向きです。

耐久性の高いウレタン樹脂系やシリコン樹脂系のコーキング剤を使用するようにしてください。

ただし、耐水性と耐候性に優れるシリコン樹脂系のコーキング剤には、密着性が低いというデメリットがあります。すでにコーキングしている部分に重ねるとすぐに剥がれてしまいますので、初めて補修する部分にのみ使用しましょう。

2.高い部分のコーキングをするときはかならず足場を組む

外壁の高い部分をコーキングするときは、かならず足場を組んでから作業をするようにしてください。

不安定な台に乗ってコーキング作業をすると、転落したりケガをしたりする原因になります。高い部分の作業が多いときは、無理をせずに業者に頼むのも良い方法の1つです。

3.外壁に合った色を選ぶ

グレーの外壁に真っ白のコーキング剤でコーキングすると、修繕した部分が悪目立ちしてしまいます。

外壁に合った色のコーキング剤で修繕するようにしてください。

外壁に合う色がない場合は、缶入りのコーキング剤に外壁に近い色の成分を混ぜるという方法もあります。
しかし、色素成分が多すぎると結着効果が弱まることもありますので、かならずコーキング剤のメーカーが推奨している方法で色味を調整するようにしましょう。

4.空気や水分が入らないように注意する

コーキングをする際に空気や水分が混入してしまうと、結着効果が弱まり、再度ひび割れが生じたり、コーキング部分の隙間から雨水などが入ってしまったりすることがあります。

コーキング作業をするときは、丁寧に時間をかけてコーキング剤をひび割れ部分に注入し、できれば2度以上に分けて注入するようにしましょう。

また、亀裂部分の凹凸が激しいと、凹んだ部分にコーキング剤を充填しづらくなるため、空気が混入して結着効果が弱まります。
凹凸がある部分はヤスリ等で削って滑らかにしてからコーキング作業を始めましょう。

5.外壁が乾燥しているときにコーキング工事を実施する

雨が降っているときにコーキング作業をすると、コーキング部分に雨水が混入し、結着効果が薄まります。

また、前日に雨が降ったときや湿度が高いときも、コーキング部分が湿って結着効果が弱まります。

何日も晴天が続いた乾燥した日を選び、コーキング工事を実施するようにしてください。

6.コーキング剤を注入する部分を掃除する

コーキングする際にほこりや外壁の破片が入り込むと、コーキング剤の粘着性が弱まり、コーキング剤の亀裂や剥がれの原因になってしまいます。コーキング剤を注入する前に、かならず亀裂部分を掃除するようにしてください。

7.プライマーを使用する

外壁とコーキング剤がうまく接着しないなら、ひび割れや亀裂を補修することはできません。

コーキング剤を注入する前にプライマーを塗るようにしてください。なお、プライマーはコーキング剤に合うものを選びましょう。プライマーとコーキング剤の素材が合わないときは、コーキング剤が剥がれてくる恐れがあります。

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外壁のひび割れを失敗せずコーキングする方法とは?

ひび割れのコーキングは決して簡単にできる作業ではありません。

コーキング剤の素材選びからひび割れ部分の清掃など注意すべき点が多く、失敗するケースも多いのです。

コーキング作業に失敗すると、雨漏りや外壁崩れの原因になるだけでなく、住宅の寿命を知事めてしまうことにもなります。大切な住宅を長持ちさせるためにも、プロの業者に頼ることは必要なことと言えるでしょう。

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外壁のコーキングを業者に依頼した場合の費用相場

プロの外壁塗装業者に依頼すると、コーキング部分が目立たないように色味調整をしてくれ、美しい仕上がりが期待できます。また、深い亀裂には、外壁再塗装などの大掛かりな施工も可能です。

業者に依頼すると、ひび割れなどの程度にもよりますが、外壁1平米あたり材料費込みで4,000~7,000円/㎡が相場になります。

外壁を除去してから再塗装工事をするときは、外壁1平米あたり材料費込みで10,000~15,000円/㎡が相場になります。

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費用対効果を考えてDIYか業者依頼かを決定しよう

外壁コーキングは、自分で安く行うこともできるものの、専門性が高く、失敗の可能性も大きいです。

他方、プロに依頼すれば、成功の確率は高まるものの、自分でやるのと比べて、コストはかさんでしまうというデメリットがあります。
そのため、机上の空論で比較検討するのではなく、まずは無料の建物診断を用いて複数業者から具体的な見積もりを取り、費用対効果を慎重に検討することが重要です。

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優良業者の見積もりを取ろう

外壁コーキングは、チューブ容器に入ったコーキング剤やプライマーなども販売されており、DIYでも簡単に実施できます。

しかし、空気や水、ほこりなどが少しでもコーキング剤に混入すると結着効果が弱まり、家の寿命を縮めてしまう恐れがあります。大切な家に安心して住み続けるためにも、コーキング作業を専門業者に依頼することがおすすめです。

しかし、外壁塗装業者ならどこに依頼しても同じというわけではありません。手抜き工事をするような業者に依頼するなら、料金は高いのにDIYと変わらないような仕上がりになることもあります。誠実に作業を行う優良業者を選ぶことが外壁コーキングにおいて何より大切なことと言えるでしょう。

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