クールタイトの費用対効果は?メリット・デメリットを徹底解剖!

【投稿日】

【更新日】

クールタイトは、遮熱効果の高い屋根用塗料です。防汚効果もあるため遮熱効果が長持ちするだけでなく、耐候性や防カビ効果、防藻効果もある多機能性塗料です。
しかし、機能が多くても、費用対効果に優れないなら良い塗料とは言えません。クールタイトは費用対効果が優れた塗料なのか、また、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて徹底的に解説します。


↓↓塗料全般について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてお読みください↓↓



1. クールタイトとは

出典:エスケー化研株式会社

クールタイトとは、エスケー化研株式会社が製造する屋根用遮熱塗料です。41種類もの色があり、個人の戸建て住宅や工場など、ありとあらゆる屋根に塗布することができます。

もっとも太陽光を浴びる屋根にクールタイトを塗布することで、屋根の温度が上がりすぎるのを予防します。屋根の温度上昇を予防すると、室内の温度上昇も予防できます。
つまり、クールタイトを使用することで、冷房費用が削減できるだけでなく、地球温暖化防止効果も期待できます。

1.1. クールタイトシリーズは種類が多い

クールタイトには、塗料系と樹脂の種別によって5つもの種類があります。
弱溶剤塗料系としてはポリウレタン樹脂でできたものとアクリルシリコン樹脂のもの、フッ素樹脂のものの3種類があります。
一方、水性塗料系としては、アクリルシリコン樹脂でできたものとフッ素樹脂のものの2種類があります。

いずれも、遮熱と防汚効果に優れ、耐候性も備えているため、機能的には特に差異はありません。塗布する屋根の素材に合わせて、適したクールタイトの種類を選択します。

1.2. 金属屋根の腐食を予防するクールタイト専用のベースコートもある

工場や学校などには、金属製の屋根が使われていることが多いです。金属製の屋根は工期を短縮しやすいだけでなく、他の素材に比べて低価格のため、大型の建物や公共の建物、費用をできるだけ節約したい倉庫などに使われる傾向にあります。

メリットも多い金属製の屋根ですが、沿岸部分などの海風に当たる場所に建てられた建物に使われると腐食しやすいというデメリットがあります。また、負荷がかかるとたわんでしまうことや熱を吸収しがちなことも、デメリットと言えるでしょう。

クールタイトシリーズには、金属製の屋根に適した「クールタイトELベースコート」と呼ばれるベースコートもあります。中塗層にクールタイトELベースコートを使用することで、たわみと腐食を軽減する効果が得られます。もちろん、通常のクールタイトを重ねることで、遮熱効果や防汚効果、防カビ効果もアップします。

2. クールタイトの特徴

では、クールタイトの特徴を詳しく見ていきましょう。クールタイトの主な特徴としては、遮熱と防汚、耐候性、防カビ・防藻・たわみ抑制・防食・遮音の8つが挙げられます。

2.1. 地球温暖化防止にもつながる遮熱効果

クールタイトには、太陽光の中でも近赤外線領域の波長をもつ光線を反射する特殊な顔料が含まれています。近赤外線領域の光線は「熱線」とも呼ばれる高熱を持つ光線ですので、特殊顔料で反射することで屋根の温度が上がりにくくなります。

屋根自体の温度が上がりにくくなると、室温も上昇しにくくなります。エアコンの効率もよくなりますし、光熱費自体を抑えることにもつながります。また、エアコンなどの電気機器の利用が減ると発電所から排出される二酸化炭素量が減り、地球温暖化防止効果も期待できます。

2.2. さまざまな効果を長持ちさせる防汚効果

クールタイトには汚れが付着するのを防ぐ特殊なセラミック成分も含まれています。汚れが屋根につきにくくなると、美しい外観を長期間キープすることができます。

また、汚れが付きにくいということは、クールタイトが持つ遮熱効果や防カビ効果などの他の効果も長続きするということです。クールタイトが持つ防汚効果以外の7つの効果を上げるためにも、防汚効果は重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

2.3. 四季がある日本の住宅に必要な耐候性

日本には四季があります。そのため、ただ単に暑さに耐えられる住宅が望まれているのではありません。冬の寒さや乾燥、積雪、梅雨時の湿気や長期間の降雨などのさまざまな気候の変化に耐えられる住宅が望まれているのです。

クールタイトには耐候性がありますので、遮熱効果だけでなく、さまざまな気候の変化に高い耐性を示します。メーカーによる耐候性試験では、クールタイトFと水性クールタイトフッソは、キセノンランプを4,000時間照射後も光沢が95%程度維持されていました。もっとも光沢が失われていたクールタイトシリーズの塗料でも、4,000時間照射後に80%以上の光沢を維持していました。

一方、一般的なアクリル系樹脂塗料を塗布した場合は、キセノンランプを1,000時間照射した時点で、光沢は40%以上も失われました。季節の変化に耐える建物を完成させるためにも、クールタイトシリーズは威力を発揮すると言えるでしょう。

参考:エスケー化研株式会社「クールタイトシリーズ」

2.4. 防カビ・防藻で美しさが長持ち

クールタイトは、微生物による汚染を防止する機能もあります。
特殊な設計でクールタイトを塗布した場所にはカビや藻が生えにくくなりますので、結果的に、建物を長持ちさせることにつながります。特に海岸部の建物は藻が繁殖しやすく、建物の劣化も海岸部以外に立っている場合よりも早く進行します。微生物にも抵抗性を示すクールタイトを使って、建物の美観と実用性をキープしておきましょう。

2.5. 金属屋根に必要な防食効果とたわみ抑制効果

クールタイトシリーズの中でも中塗層に特化したクールタイトELベースコートは、高い防食効果を示します。しかし、クールタイトELベースコートだけでなく、他の外塗層に塗るクールタイトも潮風による腐食から屋根材を守る効果があります。海岸部などの建物や腐食しやすい金属製の屋根には、クールタイトELベースコートと通常のクールタイトをダブルで塗装することが勧められます。

また、金属は熱によって伸びます。伸びが多くなると「たわみ」になり、屋根が変形するだけでなく、建物崩壊につながります。クールタイトには遮熱効果がありますので、金属の伸びや変形を予防し、長期使用に耐えうる建物に仕上げることが可能です

2.6. 周囲にも居住者にも配慮する遮音効果

クールタイトには遮音効果もあります。しかも、下塗りから5~6層に重ねますので、高い遮音効果が期待できます。金属の屋根は雨音が響き、周囲にも建物内の人々にも不快感を与えますが、クールタイトを塗装することで騒音を軽減することが可能になるのです。

3. クールタイトのメリット・デメリット

クールタイトは優れた特徴が8つもある屋根用塗料です。しかし、メリットだけというわけではありません。メリットもあればデメリットもあるのです。クールタイトのメリットとデメリットをまとめてみました。

3.1. 効果が多いことがメリット

クールタイトのメリットは、何といってもその優れた特徴の多さにあります。遮熱性と遮音性、耐候性が高いだけでなく、微生物が発生しにくくなっているので防カビ効果と防藻効果も期待できます。また、たわみや腐食も防ぎますので、金属製の屋根の弱点もカバー可能です。

しかも、防汚効果があるため汚れが付着しにくく、結果的にすべての効果が長続きします。実際にクールタイトは一度塗ると20年は持つと言われていますので、通常の屋根用塗料の2~4倍も長持ちします。

3.2. 価格が高いことがデメリット

優れた多方面の効果を持つクールタイトですから、一般的な屋根用塗料と比べると価格が高く設定されています。平均的な価格の屋根用塗料と比較すると、クールタイトの価格は約1.5倍です。

しかし、通常の屋根用塗料の2~4倍長持ちしますので、費用対効果を計算するとクールタイトは割安と言えます。何度も屋根用塗料を塗りなおすことを想定するなら、クールタイトを1回塗る方が良いですね。何回も塗料を塗りなおすと、塗料の代金だけでなく業者の人件費や足場代、諸費用も何度も発生します。クールタイトなら20年間は塗りなおし不要ですから、塗りなおしの際に発生するはずの費用も発生しません。

4. クールタイトをおすすめしたい人とは?

クールタイトは、以下の条件に該当する人におすすめの塗料と言えます。

・何度も屋根用塗料の塗りなおしをしたくない人
クールタイトなら、約20年間は塗りなおしが不要です。何度も工事をしたくない人や人件費などの業者に支払うお金を節約したい人は、クールタイトが適しています。

・沿岸部にお住まいの人
クールタイトには、金属の腐食やたわみを防ぐ成分や藻を防ぐ成分が入っています。腐食が激しく藻が発生しやすい沿岸部にお住まいの人にも、適した屋根用塗料と言えるでしょう。

・家を長持ちさせたい人
屋根が長持ちするということは、外壁や家本体も長持ちするということです。大切な家を長持ちさせたい人には、クールタイトは適した塗料と言えます。

4.1. クールタイトをおすすめできない人とは?

クールタイトは優れた屋根用塗料ですが、価格が高いため、すぐに改築工事をする予定の住宅にはもったいないと言えます。
少なくとも20年以上は住み続ける住宅や使い続ける倉庫などに、クールタイトを塗布するようにしましょう。

5. 屋根を長期的に守りたいならクールタイトがおすすめ

クールタイトは、熱や汚れ、気候の変化、微生物などのさまざまな要素から屋根を守る塗料です。価格は通常の屋根用塗料よりも高いですが、効果と耐久性を考え合わせると費用対効果に優れた割安な塗料です。屋根部を長期的に保護したいときには、クールタイトを検討してみましょう。

外壁・屋根塗装 の相場を知りたい方はこちら

お見積もりはこちら

建物種別 必須
希望工事箇所 必須
携帯電話番号 必須

ショートメッセージサービス(SMS)にて見積りと相場情報をお送りしております。SMSを受信できる携帯電話番号にてご登録いただくことをお勧めいたします。

電話番号を正しく入力してください