コーキングの乾燥時間はどのくらい?気を付けたい2つのポイント!

  • 【更新日】2023-11-22
コーキングの乾燥時間はどのくらい?気を付けたい2つのポイント!
コーキングの乾燥時間は、外壁材を美しく仕上げるために大切な点です。

しかし…
「コーキングの乾燥時間はどのくらい?」
「コーキングの種類によって乾燥時間は違うの?」
「コーキングの乾燥時間で気を付けることは?」

といった悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

本記事ではコーキングの乾燥時間と注意点について、分かりやすく解説します。

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コーキング材の乾燥時間は3段階

コーキング材は「外気」に触れることで表面から少しずつ固まります。そして、完全に固まるまでの乾燥時間は、以下の3段階に分けられます。

時間 状態
表面硬化 手で触れても大丈夫。
皮膜硬化 表面が固まり、塗装などの施工が可能。
完全硬化 全体がしっかりと固まって強度を得る。

最初は表面が「手で触れても糸を引かなくなる」程度に固まり、最終的にゴム状に乾燥して完成します。

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【種類別】コーキング材の乾燥時間

コーキング材は成分によって違いますが、主に3種類です。この中で外壁・屋根の補修に使えるコーキングは主に2種類になります。

種類 特徴
ウレタン系 モルタル壁やコンクリート質のヒビなどの補修に使える。
変成シリコン系 サイディングの目地や窓枠サッシ、屋根の板金部分の補修に使える。
シリコン系 風呂場や洗面所など、水周りの補修に使える。変性シリコンではないので、外壁・屋根のDIYは無理。

上の表のように、ウレタン系・変性シリコン系のコーキング材が外壁・屋根の補修に適しています。対して「シリコン系」は外壁・屋根の補修に適していません。

変性シリコン系とは全くの別物なので、間違って購入しないように注意してください。

ウレタン系コーキング材の乾燥時間

ウレタン系コーキング材には、以下のような特徴があります。

  • 耐久性が非常に高く、価格も安いため広く使われている。
  • 外壁のヒビ割れ、穴を強固に塞いでくれるため、補修材として優秀。
  • 紫外線に弱く、日光に当たる部分は露出できない。
  • ホコリが付着しやすいため、乾燥した後は上から塗装する。

ウレタン系コーキング材の乾燥時間は、以下の通りです。

乾燥状態 乾燥時間
表面硬化 約2時間
皮膜硬化 約4時間
完全硬化 3〜7日間

こちらの硬化時間は、あくまで目安です。なぜなら、コーキング材の乾燥は冬だと遅く、夏だと早くなるからです。

他にも、コーキング材は「湿気硬化型」といって湿気を吸収して固まりますが、反対に雨や湿気が多すぎる環境だと乾燥が遅れます。

そのため、季節や湿気のある環境に注意して、コーキングを行いましょう。

変成シリコン系コーキング材の乾燥時間

ウレタン系とは違い、変性シリコン系はコーキングの中で扱いやすい特徴があります。これは、乾燥時間が早いためです。

施工から30分もすれば指で表面に触れられ、1時間も経てば水性塗料を塗装できます。

またコーキング材の表面を溶かしてしまうシンナーを含んだ溶剤系(油性)の塗料でも、約12時間乾燥させれば塗装が可能です。

他にも、以下のような特徴があります。

  • 耐候性・耐久性に優れたコーキング材。
  • サイディング壁の目地などに使用されることが多い。
  • 最近ではNB(ノンブリード)タイプが主流。
  • NBタイプは、表面に成分がにじみ出ることを抑えてベタつきや塗料の変色を防ぐ。
  • ウレタン系と比べると、少し価格が高い。

変性シリコン系コーキング材の乾燥時間は、以下の通りです。

乾燥状態 乾燥時間
表面硬化 0.5〜1時間
皮膜硬化 1〜1.5時間
完全硬化 3日間

これらの乾燥時間は、あくまで目安です。

季節や湿気のある環境によって違いがあるため、注意してください。

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コーキングが乾燥不足だとどうなる?

万が一、コーキングが乾燥不足の状態で塗装を行ってしまうとどのような問題が発生するのでしょうか?
ここでは、コーキングの乾燥不足で起こりうる問題を解説いたします。

施工不良に繋がる可能性がある

内部が完全に乾燥せず表面だけが乾いた状態で塗装すると、塗料がコーキングを溶かしてしまいます。これにより外観が悪くなるだけでなく、外壁の耐久性も低下し、塗膜の剥がれが生じる恐れがあります。

外壁の防水機能が低下する

コーキングの乾燥不足は、建物の防水性を弱め、雨漏りを引き起こす原因となります。これにより家の内部が損傷し、劣化が速まってしまいます。家を雨漏りから守るためには、コーキングがしっかり乾燥するまで待つことが重要です。

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まとめ

ここまで、コーキングの硬化時間について解説してきました。

最後に、記事の要点を振り返ってみましょう。

ウレタン系コーキング材の乾燥時間はどのくらい?

表面硬化までは約2時間、被膜硬化までは約4時間、完全硬化までは3~7日間です。詳しく知りたい方はウレタン系コーキング材をご覧ください。

変成シリコン系コーキング材の乾燥時間はどのくらい?

表面硬化までは約0.5~1時間、被膜硬化までは約1~1.5時間、完全硬化までは3日間です。詳しくは変成シリコン系コーキング材をご覧ください。

コーキング材の乾燥段階の「表面硬化」「皮膜硬化」ってなに?

表面硬化は、手で触れても大丈夫な状態。皮膜硬化は、表面が固まり塗装などの施工が可能な状態。完全硬化は、全体がしっかりと固まって強度を得た状態です。詳しくはコーキング材の乾燥時間は3段階をご覧下さい。

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